すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

WOWOW 殺意の道程 6話 感想

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6話 「最終確認」

 

コンビニで偶然室岡(鶴見辰吾)と出会い、その無礼な態度と、一馬(井浦新)が誰かすら分からないことで改めて殺意を抱く一馬。

 

しげちゃんちで最終確認をおこなう。

室岡のマンションの物件情報を見ながら、

あーでもない、

こーでもない、

俺なら同じ家賃払うならここにするだの、

もっと安い家賃でこんな物件あるだの、

何なら一軒家がいいんじゃないだの、

話し合っておる。

互いの物件センスを競っておる。

 

 

何をやってるん?

 

 

と視聴者がつっこんだであろう頃、

一馬達もようやく何やってるんだろうと気付く。

 

さて、そして実際の殺害方法について確認を行う一馬、満(バカリズム)、すっかりメンバーとして馴染んだこのは(堀田真由)。

室岡の別宅マンションの屋上から突き落とす計画で確認をすすめていく。

 

そして警察に疑われず自殺に見せかけるための工作を考えていくうちに、ジャングルジムでのシュールな場面なども挟みつつ、一馬にある疑念が持ち上がってくる。

 

 

あれ?俺の親父って。

自殺じゃなくて殺されたんじゃない?

 

 

最終話目前で大きく物語が展開する。

 

最終回、どんなオチが待っているのか

 

 

楽しみです!!

 

 

35歳の少女 10話 最終話 感想

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このドラマが好きな方には不快な内容になってしまうことを先にお伝えしておきますね。

 

 

来たぞ最終回。

 

 

前回の内容で、なんとなくみんな都合よく話がまとまって終わるんだろねって予想はしてたけどさ。

 

 

それにしてもさ。

 

 

いい方に捉えれば、

みんな勇気を出して一歩踏み出したことで、良い関係も良い結果も生まれるよっていうね。

多恵(鈴木保奈美)の死を通して、多恵の愛を知って、みんなが本当に大切なことに気付くっていうね。

 

しかし個人的に望美(柴咲コウ)の家族を通して、結人(坂口健太郎)を通して、望美の同級生の結婚式を通して、

最終的に受け取ったメッセージは、

 

”家族だから分かり合える”

 

”家族みんなで力を合わせればどんなことだって乗り越えていける”

 

”どんなことがあっても育ててくれた親に感謝の気持ちは忘れちゃいけない”

 

っていうことで。

 

すごく良いことのように描かれているけど、

 

 

いや、これはただの呪いだよ。

 

 

この呪いで散々苦しんでいる人達がたくさんいるよってことを、その呪いからは解き放たれていいよって、親を捨てていいよって、許さなくていいよって、伝えてくれる人が増えて、ここ何年かでやっとそんな風に思ってもいいんだって苦しかった子供時代を生きた人達が思える土台が出来てきたかもしれないと感じていた。

 

確かに家族は思い合っているはずなのにうまく嚙み合わないこともあるし、お互いに愛情があるのに伝えるのが下手で伝わらないこともある。

 

でも消えない事実もある。

 

これは本作のごく一部だが、望美の同級生の結婚式で司会をドタキャンさせてまで結婚式を阻止しようとする母親は、すでに子供を愛してはいない。自分のことしか考えていない。

そんな母親に感謝する必要はない。分かり合う必要はないのだ。

そして、そんな母親は望美の言った言葉なんかで変わりはしない。

「もっとケンカして下さい」レベルの出来事ではない。

同じように、25年頑張ったとて、目覚めた望美に多恵がした行動も、結人の両親が結人に長年見せていた姿も、同じことなのだ。

 

そういう安易な家族愛には断固としてNOと言いたい。

 

 

アナウンサーになる夢が叶った望美が街頭でインタビューしている場面で物語は終わる。こんなナレーションとともに。

 

もしかしたら私たちはみんな

いつか胸を張ってこう言えるのを願いながら

生きているのかもしれない

これが

私だ

 

そうだね。

 

みんなありのままの自分で自信をもって生きていけたら最高だ。

 

でもこのメッセージを素直には受け取れない。

 

そこに描かれていたのは自分を押し殺して親に迎合する子供の姿ばかりだったから。

 

 

と、長々と言ってしまったが、

きっとただ私の家族観や倫理観と作り手のそれが合わなかっただけだ。

 

もうそんな齟齬をさけるため、遊川作品には手を出さない。

そう固く決意した最終回でございました。

 

終わり。

 

恋する母たち 8話 感想

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2019年11月からコロナの現在までを描いた8話。

すごいスピード感で3人の人生が展開していく。

 

 

駆け足。

 

 

杏(木村佳乃)は息子とは別居し犬を飼い妊娠し流産し、そして面倒くさい斉木(小泉孝太郎)をなぐさめる。

そんな間にドラマ的に何の役割を与えられたキャラなのか今のところいまいち分からない杏の元夫・慎吾(渋川清彦)の記憶が戻る。

 

まり(仲里依紗)は危険日に夫に迫られ仕方なくことを行い、慌てて次の日に丸太郎(阿部サダヲ)とも関係を結ぶ。もしできてしまったら丸太郎の子として育てたいとまりは必死だったのだ。

めでたく妊娠のまりは、絶対に夫と離婚して丸太郎と幸せな家庭を築くために、無事離婚が成立するまでは丸太郎に会わないと決意し、無事出産し、夫が会計士試験に合格した瞬間に離婚したいと告げる。 

 

優子は離れて暮らすことで穏やかな家族関係を築いていたが、シゲオ(矢作兼)は大介(奥平大兼)を題材に書いた小説で一区切りを付けたことで離婚を決意する。離婚を受け入れる優子。

 

 

総じて女は強いですよ感がすごい。

 

 

そんな中、息子3人の仲良しぶりが癒しだったな。

久しぶりに研(藤原大祐)に会って緊張する大介の可愛さに、

そんな大介の気持ちを思って少し遅れて来た繁秋(宮世琉弥)の優しさに、

そういうことに全然うといのんびり気味の研に、

 

 

良い子達だなー。

 

 

とほんかわしたのが今回の個人的ハイライト。

 

次回最終回。

記憶が戻った慎吾の存在が杏と斉木にどう絡んでいくのか、

夫の素性がばれて通販番組にクレームが殺到したことですぐさま身を引くまりの弱さが、いざ離婚へと進む中でどう影響するのか、

離婚したことを赤坂(磯村勇斗)に言わないままで、優子と赤坂の関係はどうなってしまうのか。

 

見どころ満載やで。

この恋あたためますか 8話 感想

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☝新谷(仲野太賀)といるときの樹木(森七菜)。

 

 

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☝ 浅羽(中村倫也)といるときの樹木。

 

 

おいおい。

 

表情が違い過ぎるよ。

 

 

樹木の表情が露骨過ぎてつらい。

対する新谷の満面の笑顔がつらい。

 

とりあえず、

 

 

つらい。

 

 

そんな8話。

 

とにかく樹木も浅羽も、

無自覚に

お互いの恋人を傷付けまくっておる。

 

いや、たしかに新谷は

「クリスマスまでの期間お試しで」

みたいなこと言ってたよ。

 

言ってたけどさー

それにしたってさー

新谷に1ミクロンも気持ちなさすぎでしょ。

残酷でしょ。

こんなん逆に早く新谷を解放したってくれい。

 

それに対して北川(石橋静河)は時期尚早じゃない?

もうちょっとねばっても良いんじゃない?

 

でもそうだよね。

浅羽が樹木のことを好きだって自覚しちゃったら、

もっと傷が深くなっちゃうもんね。

自分守りたいよね。

悲しいけど仕方がないよね。

 

 

で、

 

 

どんどんどんどん魅力が薄まる主役の2人を

 

 

この先どーすんの?

 

 

最終回でこの2人くっついても、

 

遠い目で

 

良かったね・・・。

 

って言うしかなくなっちゃうよ。

 

早いとこケリつけて、

2人がちゃんと向き合う時間を

見せて下さい。

 

9話に期待。

姉ちゃんの恋人 7話 感想

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人が人を信じることの覚悟みたいなものを、

本当にじっくりと描いた回だった。

 

桃子(有村架純)が真人(林遣都)を、

真人が一歩踏み出した決意を真人の母・貴子(和久井映見)が、

桃子の弟たちが桃子のした選択を、

2人が幸せになる未来をおじさん(光石研)が、

信じる。

まるでリレーのように、

バトンを渡していくように。

 

そして、そのそれぞれの思いが決して簡単なことじゃないってことを象徴するように、

和輝(高橋海人)と真人が対峙するシーンが用意されている。

和輝は真人にともすると辛らつに見えるくらい執拗に姉を決して傷付けないで下さいとお願いする。

どんな事情があろうとも、人を傷付けたことには重みがあるのだと、

なんだか思い知らされるし、

そんな和輝に真摯に答える真人はしっかりとその重さを自覚していると改めて感じることが出来る。

良いシーンだったな。

 

続くように、

和輝とみゆき(奈緒)、日南子(小池栄子)と高田(藤木直人)がお付き合い。

 

このままみんなが幸せなまま、

ひよっこ」のときみたいにみんなで駄弁って終わりでいいのになー。

 

しかしそうはいかず、

まさにドラマみたいなタイミングで真人の元彼女に遭遇する。

元彼女よ。

真人に何を話す気なんだよ。

 

傷付けないでね。

お願いだから傷付けないで。

ひたすらにお願いしながら次回を待つ。

 

WOWOW 殺意の道程 5話 感想

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なんだかんだありながらも室岡(鶴見辰吾)の別宅のマンションを特定した一馬(井浦新)と満(バカリズム)。

部屋がどこかを調べるため双眼鏡でマンションを観察する2人は、実は早々に室岡の部屋がどこか見つけたわけであるが、セクシーな女性が違う部屋のベランダで洗濯物を干していたために、室岡が見付からない振りをして、双眼鏡でその女性を見続けている。

 

何をやっているんだろう。

 

その女性がベランダから部屋に戻るなり「あ、室岡見付かった」「あ、俺も見つけた」と白々しく言う2人。

 

ねえ。なんなの。

 

小物感溢れる一馬と満。

なかでも「アンナチュラル」で中堂だった人とは思えないほどに小物感を醸し出す井浦新が良い。

 

さて、更なる小物感を引き立たせるかのように、5話のメインエピソード「占い」へと話はすすむ。

 

実は占いが得意なゆずき(佐久間由衣)に”苺フェア”について占ってもらうのである。

 

最初は満。

満の運勢は仕事もプライベートも良い。

体調面も問題なし。

何か新しいことを始めるもよし。

 

絶好調。

 

そして次は一馬。

 

・・・。

 

・・・。

 

・・・。

 

あれ?

 

悪い。

 

全部悪い。

 

いちいち悪い。

 

沈む一馬。

 

苺フェアの実行日を決めるはずが、どの日も一馬の運気は悪くてなかなか決まらない。

 

しかし。

 

そんな中。

 

一日だけ一馬の運気が良い日を見付けたゆずき。

 

その日は室岡にとってはあまり良くない日で、満はそこそこ良い。

というかどの日も満はそこそこ良いのであるが。

 

よし実行するのはこの日しかない。

 

・・・。

 

・・・。

 

・・・。

 

なんか、納得できない一馬。

 

運気が良い日がこの日しかないのに、なんで室岡殺しにいかにゃならんの。

 

この日をもっと有意義に使いたい。

 

そんな気持ちが透ける一馬。

 

いやいや。

 

もう苺フェアどうでもいいやん。

 

満に諭されしぶしぶその日を実行日に決定する一馬。

 

あー面白い。

 

次回「最終確認」。

何を最終確認するんだろ。

あー楽しみ。

35歳の少女 9話 感想

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うーん。

 

安易。

 

だと個人的には思う。

 

ここまで容赦ない展開にして、

誰にも救いのない絶望的な描写を重ねて、

誰も何も成長していないまま、

 

多恵(鈴木保奈美)が意識を失ったら、

 

多恵が死んだら、

 

それでみんな目が覚めたように、変わるものなの?

 

人間てそんなに簡単な生き物だったっけ。

 

どうにも中途半端で。

 

どうにも死というものを安易に扱い過ぎている気がして。

 

正直に言うと、

 

がっかり。

 

なんだか、本当にがっかりして、

 

怒りさえ湧いてくるような。

 

後味悪すぎて、悶えちゃうような。

 

そんな9話でした。

 

モヤモヤします。

 

次が最終回なのかな。

 

ここまで感想書いたから最後まで観るけど、

 

このモヤモヤはたぶん払拭されないまま、

 

都合よく終わるんだろうな。

 

うう。

 

最後の最後でこんな種類のしんどさを味わいたくなかったなー。