ビールを飲みながら

主に連ドラのこと、あと日々のこと、大好きなビールをお供に。

アンサング・シンデレラ 2話 感想

あれ。おかしいな。

もう少し面白くなりそうな予感だったのに。

2話は3つくらいエピソードを重ねて、同時進行で見せていくスタイルであったが、重ねる意味がよく分からなかったな。

麻薬取締官が突然調査に来ることになって、そんな日に限って薬品が1つ足りなくて、まずいよまずいよ大慌てだって真矢みきとでんでんが随分とコミカルに演じておったけれどもさ。どこにもつながらないこのエピソードそもそも必要だったの?尺の関係?

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随分コミカルな真矢みき☝️

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随分コミカルなでんでん☝️

 

その他患者エピソードが2つあって、小林隆が20年会っていなかった娘に迷惑かけらんないって逆に迷惑かけまくっちゃう話と、10秒くらいで終わる薬の説明を効率化重視っつって端折ったばかりに母親を悶々とさせる話。どっちも薬剤師、というか葵(石原さとみ)を活躍させるためとはいえ、無理があり過ぎるよう。無理があり過ぎてストーリーが全然入ってこないよう。

まぁだけれども、この2つのエピソードに共通する患者さん一人一人にそんなに時間をかけてはいられない問題と、そこに立ち向かおうとする葵の姿を一見対立するように見せて、患者にとってはどっちも必要で大切だよねと、ラストで効率重視の刈谷(桜井ゆき)と葵が並んで仕事をするシーンで表す構成は良かったな。雑な作りだけれど、患者のその後を描くエンディングといい、好きなところもたくさんあるドラマだ。

 

余談だが、葵の上司役の田中圭の清々しさがいい。田中圭って売れてもあんまり役柄が固定されない珍しい俳優さんだよな。主役のときも脇役のときもシームレスで存在感が変わらないし、どんな役にも馴染みっぷりがすごい。はるたんでブレイクする前から色んな作品に出続けている理由がそこにあるんだろうな。

 

内容的には早くも2話でちょっとずっこけちゃって、きっと毎回つっこみどころもあるのだろうが、そんな田中圭と今後の展開を楽しみに、次回も観るぞー。

MIU404 4話 感想

なんだかちょこまか文句を言ってごめんなさいと思うほど、2話以降どんどん面白くなっていく本作だが、この4話でついに心をぎゅっと掴まれてしまった。

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「賭けてみます。

今まで 勝ったことないけど。」

序盤、唐突に発せられたこの青池(美村里江)の台詞が最後にあんなカタルシスを生みだすなんて。

ストーリーは相変わらず早いテンポでどんどん進む。発端の路上発砲事件から、青池の逃走、2年前の裏カジノ事件、その時の情報提供者が実は桔梗(麻生久美子)の子供のシッターをしている黒川智花で桔梗に匿われていること、などなど色々と絡み合いがすごい。きっとこの捕まえ損なったままのエトリなる人物と菅田将暉も何か関係があったりなかったりして、話数を重ねるごとに盛り上がりがすごいことになるのだろね。

さて、ヤクザと404コンビではすったもんだありながらも、青池の逃避行は志半ばであっけなく幕を閉じる。…ように見える。

そこからの巻き返しがもう見事だ。

青池は最後の最後で賭けに勝ち、例え自分自身にではなくても生きる希望を見出だしたのだ。1億円でどれだけの少女に未来と希望を渡すことが出来るのだろう。現実は微々たる力にしかならないかもしれない。でも青池は少女達の明るい未来を想像して、きっとわくわくしていたに違いない。絶望の中死んでいったんじゃない。青池の最期は、希望に包まれていたのだ。そう思いたい。

何気ない台詞や仕草からの伏線祭りが野木脚本の特徴で、今回も伊吹(綾野剛)のランドセル寄付話が青池の寄付に繋がったり、生きるか死ぬかのときに本質が出るよね話から志摩(星野源)の闇に繋がったりなどなど、ぼーっと観ていられないことこの上ないが、個人的にはそういう伏線より、フォローもフォロワーも0の誰にも届くはずのない青池の言葉達の重みに、ずしんとくるものがありました。

次回も楽しみだな。

アンサング・シンデレラ 1話 感想

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桜が切ない1話。

こんなに綺麗な桜が咲いていたんだなーって、きっと観たたくさんの人が思ったんじゃないかな。

みんなが家にこもっていた時に、本当に刹那に美しく咲いていた桜を思い、ドラマの内容とは別に、なんだか感慨深いものがありました。

内容も面白かった!ザ・ドラマというべきドラマらしいドラマだけれど、スポットを当てる職業が王道じゃないだけで新鮮さもあり、患者のエピソードも良い話で、何より石原さとみが抜群に良い。

何もかも良いが、この方はいつもどんな役でも所作が素敵だ。すごく的確で、凛として、見惚れてしまう。もっと映画にもどんどん出て欲しいなあ。

ストーリーは薬剤師を主人公として、医師や看護師の影に隠れて見えづらい薬剤師の役割にスポットを当てる。誇張はかなりあるだろうが、きっと薬剤師の普段感じている思いや葛藤もたくさん盛り込まれているのだろうと思う。医療業界で働いたことのある人なら(私もその1人だが)誰もが感じたことのある医師をトップとした明確な縦割り社会の中で、葵みどり(石原さとみ)のように自分の芯を持ち続けながら働くのは難しい。だからこそ、この葵を同僚や上司、そして視聴者も応援したくなるのだ。

とはいえ、1話はかなり医師を悪く描き過ぎだ。ああいう医師もいないとは言わないが、回りを下げるやり方ではない主人公達の活躍を観たいんだけどな。2話に期待だ。

MIU404 1話 感想

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長い自粛期間を経てやっと始まったMIU404と同時に私の長いサボり期間も終わりを告げ、ブログを書きたい気持ちになりまして。

とは言っても、このドラマが期待通りにハチャメチャ面白かったからブログを書きたくなったわけではなく、むしろ逆。

世間的な評価は概ね良好な本作だが、同じ塚原演出では直近の「グランメゾン東京」や2018年の「中学聖日記」のほうがよほど面白いと感じたのは私だけなのか。期待してただけにかなりがっかりな1話である。

塚原演出+野木脚本といえば大旋風を巻き起こした「アンナチュラル」であり、本作はそのときと同じ布陣で制作されているとのこと。

計算され尽くした脚本、的確な演出、人気のあるキャスト…のはずなんだけど、いまいち乗れない不思議。なんでだろ、と考えるに理由は2つ。

ひとつは作り込み感がどうにも透けて見える脚本、もうひとつは星野源のお芝居。

この時代ならではの全方位に配慮した誰も傷付けない脚本作りと、全方位に配慮した誰も傷付けない星野源の組み合わせの、どうにも言葉に出来ない嘘臭さと、星野源のお芝居そのものに対する違和感。ほとんど無表情で、びっくりしたときは“びっくりした”顔、イライラしたときは“イライラした”顔で、きっとこの先も、嬉しいときには“嬉しい”顔をしたり、悲しいときには“悲しい”顔をするんだろうなっていう、違和感。人間の表情ってそんなに単純じゃないよねっていう違和感。

この2つが観ている間中、ずーっと引っかかるんだよな。星野源好きなんだけど、どうもお芝居にはいつも違和感を感じてしまいます。

とはいえ、話運びはさすがの一言。面白いなあって素直に思う。きっと「アンナチュラル」みたいに、色んな角度から切り込んだストーリーを、各回魅せてくれるんだろうな。

ということで、微妙な感情を持ちつつ、次回を楽しみにしています。

 

 

 

映画みたいな…

映画みたいな展開を日々迎えておりますが、この先一体どうなっていくのでしょうか。映画に限らず物語にはほぼほぼ起承転結があるけれど、今現実で起こっているのが果たして起なのか承なのか転なのか結なのかが分からないことが本当に怖い。私の住む北の大地はいち早く非常事態宣言を出して外出自粛を促した結果、感染者が減りました。でも非常事態宣言を解除した途端あらゆる場所に人が溢れております。大丈夫?大丈夫なの?第二波が来ちゃうんじゃないの?と不安になりながら過ごしております。学校や幼稚園も新学期が始まります。親としてはありがたい反面、本当に大丈夫なの?また突然休校休園になったりしないの?って不安が付きまとう。一体どうすりゃいーんだ。ヨーロッパ圏にいる友達が「楽観視してたらマジでやばいことになったよ。コロナの感染力まじやべーよ。」って知らせてくれた。とりあえず手洗いうがい、無駄に外出しないことを徹底しよう。ろくに検査してくれない日本の感染者の人数があてにならないことだけは肝に命じて日々自分に出来ることをしよう。

ここ最近観た色々。

また更新が滞ってしまったなあ。

朝ドラ「スカーレット」がもうずーっと面白くて面白くて。中だるみって何?ってくらいに朝ドラ特有のダラダラ期が全然ない。むしろあって欲しいくらいに毎日毎日濃いよたまらんよ切ないよ苦しいよ愛おしいよの連続である。好みは人それぞれだから面白くないって人もそりゃいるでしょうが、個人的には間違いなく朝ドラベストを更新する作品だ。最後まで気を抜けないよう。

その他連ドラはそこそこに、大変そうなムードで始まった大河ドラマ麒麟がくる」が面白い。お馴染みの戦国時代を舞台にしながらも悪者筆頭格の明智光秀が主人公で、脚本が池端俊策で、それを演じるのが長谷川博己で…って、ミルフィーユみたいに期待値が高まっていた中にあの沢尻さん逮捕で始まる前から色んな意味で注目が高まっていたが、いざ始まってみると王道の中に挑戦が見え隠れするしっかりと面白い作品である。この知的で清廉な明智十兵衛がいかにしてあの明智光秀になるのか、年末まで毎回楽しみに観ることが出来そうです。

2月上旬には私の好きな高橋一生主演舞台「天保十二年のシェイクスピア」を観劇いたしました。なんと最前列。しかし最前列が良いとは限らないんだなあと体験して実感いたしました。ただただ高橋一生を間近で観るというだけが目的であれば最高なんだろうけれど。とても面白く音楽も最高でしたが、お金と時間があればもう一度今度は少し離れたところから全体を楽しみたいなあと思う。

そして年に一度の楽しみ、米アカデミー賞もリアルタイムで最初っから最後まで観ましたよ。今年は受賞者のスピーチも面白く、だいたい巷の予想通りの受賞が続く中で最後の方とんでもないサプライズ受賞が続いて大興奮で思い切り楽しんだよ。「パラサイト 半地下の家族」が作品賞を受賞したことで、日本映画界にも良い影響があればと思う。最近の色んな邦画を観て思うことは、とにかくしょぼいと感じてしまうということ。何がしょぼいって映像がしょぼい。しょぼいっていうのは作り手のセンスもさることながらたぶんお金なんだろう。お金がないからロケーションがしょぼくなっちゃうんだろうなって、お金がないから俳優を短期間でしか拘束出来なくて無理なスケジュールで撮影するしかなくてこんなしょぼいクオリティになっちゃうんだろうなって、お金がないからとにかく幅広く集客できるように浅めのストーリーになっちゃうんだろうなって、そんなふうに素人でも思ってしまう現状を今回の米アカデミー賞が少しでも変えてくれたらいいな。

相変わらず「映像研には手を出すな!」も毎週楽しみに観ています。これに加えて「女子高生の無駄づかい」っていうテレ朝金曜23:15のドラマもありまして。おバカな女子高生達の日常生活をただただ観ているだけのドラマなんだけれど面白い。今期はアニメと実写の女子高生達に夢中です。

今のところ観た2020年冬ドラマの感想

冒頭に告げておきますと、個人的に今期は朝ドラ「スカーレット」の一人勝ちで民放の連ドラにはテンションの上がる作品がほぼほぼございません。連ドラ好きとしては残念だけれど、次クールに期待。

 

フジテレビ火21「10の秘密」

主演が向井理でほんのり期待していたけれど、なんだかへんてこりんなミステリーで2話でどうでも良くなって離脱いたしました。

 

TBS火22「恋はつづくよどこまでも」

ブコメは好きなんだけれど、これはあんまり面白くない。ラブコメだからリアリティがどーのこーのというつもりもないし、少女マンガ展開についていけないとかいうつもりもないんだけれど、リアリティがなくても少女マンガ展開でも面白い作品はいっぱいある中でこの仕上がりは残念。1話で離脱。

 

テレ東水2412「僕はどこから」

まだ面白みはあまり感じないながらも、続きは気になるので視聴は続けます。

 

テレ朝木21「ケイジとケンジ」

なんだろうこの可もなく不可もなく感。ステレオタイプな熱血刑事と冷徹風な検事を配置して、事件にも特に面白みもなければ考えさせるような結末もない。被害者も置いてけぼりで、何がしたいかいまいちよく分からないドラマだけれど、とりあえず視聴は続けてみます。

 

フジテレビ木22「アライブ がん専門医のカルテ」

“がん専門医のカルテ”をじっくり観たいのに、主人公達の事情が濃すぎるし多過ぎるよう。木村佳乃のエピソードは必要だったのかなあ。2話で離脱。

 

TBS金22「病室で念仏は唱えないでください」

仏教の思想というか考え方に精通している人にとっては主人公の台詞に納得することもあるのだろうが、そうじゃない人にとってはなかなか受け入れずらい台詞が多い気がする。もう少し仏教の思想にフォーカスして欲しい。そして、医療ドラマとしては普通過ぎる。ちゃんと主人公がお坊さんであることを活かして欲しいと思う。視聴は続けます。

 

テレ東金2412「コタキ兄弟と四苦八苦」

面白いとは思いつつ、たぶん主演2人のお芝居があんまり好みじゃないんだろうな。そこまでハマらない。そしてなんだかあまり感情が動かない。何でだろ。すごい楽しみにしていたんだけれどな。

 

NHK土21「心の傷を癒すということ」

主演柄本佑阪神淡路大震災時における実在の精神科医の奮闘を描いたドラマ。誰も悪くない災害というものが、助かった人の中にもこんなに傷を残すんだということを淡々と描写していく。地震や火災そのものの恐怖で負った傷はもちろん、生き残った罪悪感や助けられなかった罪悪感、医療者などの助ける立場にありながら何も出来ないという事に対する罪悪感を映し出す。なぜ被災者なのにこんな風に苦しまなくてはならないのかと考えさせられる。全4話と短いが、見応えがあるドラマになると思う。

 

テレ土22「トップナイフ」

脳の不思議を描くという点では興味をそそりながらも医療ドラマとしてはあまりに凡庸。脚本が林浩司で期待し過ぎたのかなあ。普通に楽しめるので視聴は続けます。

 

TBS日21「テセウスの船」

ストーリーは面白いし続きが気になる!しかし大げさなお芝居、大げさな劇伴、大げさな演出、大げさな家族愛、に辟易とする自分もいます。この枠らしいドラマと言えばそうなのだけれど。視聴は続けます。

 

NHK朝ドラ「スカーレット」

人間の業を、人生を、描ききるつもりなんだと思う。視聴率はそりゃあまり良くはならないかもしれない。朝爽やかに視聴できるような内容ではない。でも毎朝消耗しつつも、真剣に観てしまう。私にとって大切な作品になると思います。

 

以上、冬ドラマの感想でした。