天国と地獄~サイコな2人~ 9話 感想
予想していた通り、というか予想以上に「おんな城主直虎」の政次の焼き直しかという展開。作り手はとにかく不憫な高橋一生が一番魅力的なのだと確信しているのだろうか。
でもね、
2013年から高橋一生を追いかけ続ける生粋の高橋一生ファンの私が本当に観たいのはね…。
1話からほんのりサイコパスと見せかけてサイコパスではありませんな雰囲気を感じさせていたから、ストーリーが進むにつれても気になるのはあくまで真犯人は誰かってことに集約されていた。
そんな中私は、実行犯は日高(高橋一生)であることを期待していた。
どんな事情があるにせよ、殺人を犯したことには間違いないという展開をこそ期待していたのだ。
しかし9話で明かされたのは日高はただ、殺人を犯す双子の兄・東朔也(迫田孝也)の痕跡を消す手伝いをしていたに過ぎないということ。それでも立派な犯罪ではあるが、あまりにクリーンな日高に正直拍子抜けしてしまった。
きっと最終回では彩子(綾瀬はるか)が日高を救うべく奔走するのであろう。
少し意外な事実が何点か明かされるかもしれないが、最終的には彩子は日高を救い出し、それぞれの道を歩いていくラストなんだろう。
もしかしたらそこにラブが生まれる展開もあり得るのかもしれない。
それはそれで面白い最終回だろう。
それでも。
私はまだあきらめてはいない。
電話ボックスで話す彩子に近づく日高の妙に不穏なショット。
ふとしたときに見せる日高の何とも言えない表情。
やけにテンプレートな高橋一生の扱い方。
これは全て最後の最後で視聴者をアッと驚かす伏線ではないか。
いい人だと思わせて、実は本当のサイコパス殺人者は日高でしたオチなんじゃないか。
きっと最終回で私が見たかった高橋一生が見られるんじゃないか。
鍵を握るのは、あのSDカード。
あのSDカードが、日高を救うアイテムとして機能するのか、日高の本性を晒すアイテムとして機能するのか…。
後者の展開を期待しつつ、ほぼほぼ前者なのであろうとは思っていますが、
なんにせよ、
最終回を心待ちにしております!!