この恋温めますか 3話 感想
このドラマの何がいいって、決してスイーツをおざなりにしないこと。
舞台設定だけして、あれ?この人達いつ仕事してんの?あれ?
っていうドラマがいかに多いことか。
コンビニスイーツ開発に全力を傾ける。
そんな仕事に対する真摯な姿勢を存分に見せて、主人公井上樹木(森七菜)のライバルなはずの北川里保(石橋静河)にもどんどん愛着が沸いてくる。そしてその北川と樹木に芽生える友情とか。熱い。熱すぎる。
コンビニの再起をかけた新しいシュークリーム開発対決で北川に負けた樹木は、正式に社員となってその北川の補佐をすることになる。ぎこちなかった2人が次第に打ち解けていく様子がとても良くて、このままこの2人の物語になればいいのにとすらと思ったら。
北川のシュークリームの配送テストが上手くいかなくて、負けたはずの樹木のシュークリームが選ばれることに。
む、むごい。
むごすぎる。
なんて展開にするんだよ。
こっちまで消耗しちゃうじゃないか。
一度は選ばれたのに、やっぱりダメでしたなんて、確実にメンタルやられますよ。
樹木にしたって、結果的に自分のシュークリームが選ばれたよ!ばんざーい!なんて思えるわけもなく、だからと言って嬉しくないわけでもなく、非常に微妙な感情と立ち位置に置かれてさ。
どっちもつらいよ。
そんでそんな非情な決断をしなきゃなんない浅羽(中村倫也)もつらくないわけないし。
それを見ている新谷(仲野太賀)も切ないに決まってるし、っていうか精一杯そんな微妙な心情の樹木を支えようと頑張ってるけど、樹木が新谷の方全然向いてないのが分かってもっとどんどん切ないし。
みんなしんどいよっていうね。
そんなしんどいループから、浅羽が一歩踏み出しちゃう。
北川を抱きしめる浅羽。
それを見ちゃう樹木。
もうこれから毎週ずっと切ないのかよと嘆きつつも、
4人の今後が見逃せません。