獣になれない私たち 4話
やっと面白くなってきた。長かった…。晶(新垣結衣)が動き出したのか壊れ出したのかよく分からないけれど、きっとどっちも同じことだ。いっかい壊れてしまわないと動き出せないんだろう。恒星(松田龍平)にも人間味が出てきたな。余談だがダメ人間ばっかり出てくるドラマや映画は数あれど、社会から弾き出されたダメ人間見てるよりも社会のど真ん中にいるダメ人間見てる方がよっぽどしんどいのね。
ということで今作で一番見ていてしんどくないのは社会からドロップアウトしている朱里(黒木華)だ。自己中極まりない言動ばかりではあるが晶を見ているほどにイライラはしない。うさぎを飼った朱里の気持ちを理解したいような、いやいやそんな条件では就職出来ないだろと思いつつも仕方ないな〜と思えちゃうような。
たぶん晶みたいに自分自身にも嘘ばっかりついてる人間見てるのは本当にしんどいし気持ち悪い。例え甘えであっても朱里みたいに自分はこんなにしんどいって表せる人の方が見ていて楽ってことなんだろう。
晶と恒星のラブ?かもしれないシーンは結局ラブではなかったけれど、最終回に最高の笑顔で最高のラブシーンが見られる予感が個人的にはしました。
それと「おっさんずラブ」ですっかり忘れてたけど田中圭ってこういうクズ男演じたら本当最強のクズ男なんだった。もうどこにも隙のないクズ男で参りました。
何となく観ている方もやっと腹括ってこのおバカさん達見届けますと思えた4話だったな。