すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

獣になれない私たち 2話

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「今回は凪ね」

「凪って風とか波が静まった状態じゃない?」

「じゃあもうちょい風?ふんわり風」

「ふんわり?」

「ふんわーり すーって。」

本筋とは無関係な呉羽とスタッフのやり取りが2話を言い表している。

凪からふんわり風を起こした回。

結果的には夏休み明けにグレた中学生扱いされようが、京谷に会うときに好きな服で行く勇気がなかろうが、恋に落ちる鐘の音の代わりに聞こえるのが夕焼け小焼けだろうが。

晶は“強そうな”服を着て業務改善を要求し、京谷に会うときに呉羽のブーツはこっそり足に忍ばせ、白楽の教会まで鐘の音を聴きに行く。

精一杯の勇気で起こした行動はたとえふんわりだったとしても自分の中に風をおこした。

この風に乗って、晶が自分を解放していく姿を早く見たい。

今週も観ているのがしんどかった。

バーベキューの同棲話の下りなんてしんど過ぎてテレビ消しそうになったわ。何が辛いって同棲しているフリをして話を合わすことより、電気代がどーのこーのなんて夫婦みたいな生活感ありありな話を会社の後輩に世間話してるって事実だ。まるで晶が不倫相手のようだ。何も知らない京谷母の『何かあったら京谷に遠慮なく言ってね。意外と頼りになる子です。』がトドメの一撃だ。

この先京谷(田中圭)や朱里(黒木華)に愛着を持てる日がやってくるのだろうか。

展開もゆっくりめな分、また来週もどよんとした気持ちになるのかなあと視聴のテンションもやや下がり気味であるが、後半のカタルシスがきっとすごいことになると期待して前半は辛抱しよう。