すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

きのう何食べた? 4話 感想

シロさん(西島秀俊)のお父さん(志賀廣太郎)の手術にケンジ(内野聖陽)が渡すものがお守りじゃなくお母さんへのミニタオルというチョイスがケンジの人としての圧倒的な信頼感を醸し出しております。そんなケンジとの出会いも回想する4話。シロさんの元カレのマッチョ具合に生々しさを感じつつ、回想シーンのケンジの恋する眼差しに内野聖陽すごいなあと惚れ惚れするのである。あんな風に目だけで“恋をしている”ということを表現出来るものなんだな。俳優ってすごいな。ストーリーというより今回はそんな風にひたすら内野聖陽演じるケンジを目で追い続ける回でございました。

手術の経過報告をする医師の態度に不安になるシロさん母(梶芽衣子)と成功を確信するシロさんの対比もほんとこんな感じだよなあと妙にリアリティを感じつつ、シロさん母のずーっと心からシロさん父を心配し狼狽え不安になる様子に心打たれる。長年一緒に住んで一緒にご飯を食べる。言葉にするとそれだけだが、その中にどれだけの愛情と思いやりが詰まっているのかということ。シロさん父と母のように、シロさんとケンジもそんな愛おしい関係が3年前に始まってこれからも続いていく。クリスマスは毎年あの素晴らしく美味しそうなラザニアと鶏肉のパン粉焼きと明太子とサワークリームのディップと赤ワイン。なんて素敵なドラマだろう。永遠に続いて欲しいよ。