大恋愛〜僕を忘れる君と 3話
「好きな小説の名前は?」
「砂にまみれたアンジェリカ」
「お母さんの旧姓は?」
「ミシマ」
「俺が捨てられた神社の名前は?」
「松代神社」
この先この3つとも言えなくなるのかもしれない。先の展開を考えると悲しくなってしまうけれど尚(戸田恵梨香)と真司(ムロツヨシ)なら、悲しいだけの結末じゃないって思えるよな。
2人の雰囲気がたまらなく良い。付き合いたてならではの濃密な距離感、幸せ過ぎて悲しい尚、それを見守る真司。
コンプレックスで頑張り過ぎちゃう真司も、適度にわがままな尚も愛おしい。
この2人のやりとりをずっと見ていたいとおもわせた瞬間「好き、侑一さん」って切な過ぎる。この病気がこれからどれだけどんな風に2人を苦しめていくかを示唆したようなシーンだ。
新たな薬の治験という話が侑一(松岡昌宏)から出ていたけれど、どうしても『レナードの朝』的な展開をイメージしてしまう。
ムロツヨシの力を抜いたようなお芝居が絶妙で、戸田恵梨香との組み合わせが最高過ぎて、このドラマはブレイクするのではないでしょうか。来週も楽しみだ。