すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

「スカーレット」に心が持っていかれる日々。

朝ドラ「スカーレット」観てますか?毎日毎日、戸田恵梨香の爽やかな笑顔が見られ、登場人物の一人一人を丁寧に描写することで物語に奥行きがあり、ご都合主義ではないストーリー展開で視聴者を魅了し、そしてとてつもなくえげつない物語となっております。

主人公喜美子(戸田恵梨香)の立場で言わせてもらうなら、悲惨の一言です。もちろん朝ドラなので、どんな苦難にも前向きに立ち向かって行く姿が描かれております。おりますけれどもね、悲惨過ぎてそんな前向きな喜美子の笑顔が、もう逆に悲惨さを強調している始末です。毎日泣いております。感動の涙ではない。言うなら「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を観たときの涙です。それでも救いがあるのは、この先喜美子が陶芸家としての道を切り開いていくということが分かっているからだけれど、モデルになったであろう人物の生涯を見てみると、いやいや嘘でしょっていう出来事がこの先もいっぱい待っているわけでね。もう、心して観るしかないのです。しかも、戸田恵梨香があまりにも人間味溢れる魅力溢れる喜美子を作りあげているので、喜美子の気持ちを考えてもう胸を掻き毟られるような思いで毎日心が持ってかれてしまうわけです。この朝ドラだけでかなり体力を使い、他の連ドラをじっくり観ることが出来ない。困ったなあ。いやでも、このままぜひ駆け抜けていって欲しい。えげつないけれど観ないのは勿体ない名作の予感ですよ。