すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

大恋愛〜僕を忘れる君と 7話 感想

辛くなってきた展開の7話。松尾(小池徹平)が怖すぎる。失うものが何もない怖さ、太刀打ち出来る相手じゃない感がすごい。それでも頑張って欲しいよ真司(ムロツヨシ)。

以前、新薬の治験は「レナードの朝」的な展開を想起させるということを書いたが、症状が進行して治験対象外なんて、まさかそれ以前の展開になるとは。進行した尚は通った道も真司と共に過ごした古アパートも覚えていない。一緒に過ごした思い出がどんどん失われる恐怖に打ちのめされるのは尚ではなく真司だという現実。何が起きても僕が尚を守るよ的なスーパーヒーローではなく真司はいちいち脆くて弱い。でもそこが人間的ですごく良いのだ。弱い自分で病気の尚と向き合っていく。それを小説にしていく決意を真司はするのである。

「人生は不思議だ 最悪の日に 最高の未来が見えることもあるのだと 僕は知った」

尚は真司との子供を作ることを決める。少しでも長く子供と3人で平和な暮らしを持てたら…。どうかどうかその願いが叶いますようにと願わずにいられない。

侑市(松岡昌宏)は薫(草刈民代)の弱音を聞いて、思いがけない気持ちになったようだ。この2人の関係が物語にどんな幸せな色を添えるのかも楽しみだ。

これからどんどん辛い展開になっていくのだろうが、悲しみだけじゃなくてその先にある本当の幸せを描ききってくれるはずだ。来週も楽しみに待ちたい。