すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

フルーツ宅配便 10話 感想

白石和彌演出回。なんとも濃く考えさせられる10話だった。

「バカ野郎!それメチャクチャ ロックじゃねえか!アナーキーだよ お前!」 

「えみにどんな過去があろうが何の仕事してようが 俺たち友達だろ。」 

 ど変態で地雷客の地味山で、医者の同級生をダシに合コンを開くゲスい小田(前野朋哉)はフラットで優しい目線を持ち、

「いや〜 そう簡単に人は救えないよ 。」

「かっこよくて心打たれました。 ママさんみたいな人が本当に立派な人なんだと思います。」 

 咲田(濱田岳)と小田の同級生で医者として発展途上国で活動している井上(中島歩)は人が人を救うことの難しさをきっと肌でたくさん感じてきて、スナックのママでフルーツ宅配便でも働くグァバ(松岡依都美)の客への対応を見てグァバを心から尊敬する。

今まで出会ったフルーツ宅配便で働く女の子達、ミスジ(松尾スズキ)達、えみ(仲里依紗)との関わりの中で少しずつ蓄積されてきた咲田の思いの変化が、小田や井上、グァバとの関わりでパーンと弾けて解放された上でのえみへの「うちの店に来ないか」にグッときましたよ。その前のえみが店に現れた時点でもグッときてたけど。

早く次が観たいけれど、終わってしまうのが嫌で録画を観るのを躊躇してしまう自分がいるよ。しかし11話の録画を観る。そしてまたすぐ感想を書く。