すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

中学聖日記 3話

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画面から目を離せない。聖(有村架純)の表情から、晶(岡田健史)の表情から、目が離せない。

勝太郎(町田啓太)の存在に圧倒されて晶は意気消沈する。聖から距離を置いてるな(小野莉奈)と一緒に過ごしている。るなは自分と同じだから、はねのけることは出来ない。晶は優しい。優しくて残酷だ。思春期あるあるで見ていて切ない。

そんな晶を聖は見ている。とにかくこのドラマは「見つめている」のである。何度も何度も何度も聖は晶を、晶は聖を、見つめている。好きな人が出来たときの当たり前の行為だけれど画面上で象徴的に繰り返されるともうだめだ。切なくて切なくて自分が聖になったり晶になったりしてもどかしくてたまらなくなってしまう。上手い描写だなあ。

「黒岩彼女出来た」にホッとする聖。ああ良かった。これでモヤモヤとお別れできる。ドロ沼回避だ。これでもう自分の気持ちをごまかさずにいられる。そんな聖の心情がホッとしたの一言で伝わる。

でももう遅い。聖はもう気持ちを止めることは出来ない。教師に徹することは出来ない。聖は表情に、言葉に、思いを忍ばせる。外から見ると完全にアウトな教師だ。

聖と晶は小さな電車に並んで座り、同じ方向に進んでいく。これからの2人を暗示するようだけれど、その電車の行き先がどうか明るい場所であるようにと思わずにはいられない。

絵に描いたようないい男の勝太郎は聖の変化を見逃さないが気付かないふりをする。こんないい男が目の前にいたら原口さん(吉田羊)はキスするしかない。

来週も楽しみ。