すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

わたし、定時で帰ります。 1話 感想

全く期待していなかったが予想に反し面白い。タイトルに名前負けせず物語もちゃんと練られている。主人公の目を通して、良い悪いではなく働くということの様々な価値観を映し出すドラマになるのだろう。

1話でメインとなったのはシシド・カフカ演じる三谷佳菜子。この三谷のキャラクターが過去の自分自身と重なり過ぎて観ていてしんどっってなってしまったよ。要領悪いから質より量で勝負とかさ、分かるよ分かり過ぎてつらいよ。この三谷をもっと滑稽に見せることも出来ただろうが、そうはしなかったところになんか救われたな。しかし対する新人に対してはちょっとやり過ぎな気もする。パスワードを勝手に変更して謝罪するまで教えないなんて、いくらなんでも常軌を逸してるでしょ。古い価値観も現代の価値観も等しく客観的に描いて欲しいとは思いました。

この先ストーリーがどう転んでいくのか全く読めず、登場人物もバラエティに富んでいるので妙に視聴意欲がそそられる本作。どうか突然勧善懲悪な展開になったりせず、色んな価値観を提示して色んな世代の人達に考えるきっかけをくれるような物語になって欲しい。次回も楽しみにしています。