すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

トクサツガガガ 6話 感想

『ハハノキモチ』なんてタイトルだから、任侠さん(竹内まなぶ)と母親のエピソードをじっくり見せてくれるから、これは叶(小芝風花)がお母ちゃん(松下由樹)と言いたいこと言い合いながらお互いの気持ちを理解するような流れだと期待するじゃないかー。まさかの決別宣言。お母ちゃんがあそこまで強敵だったとは…。でも叶の選択は応援したい。自分の生き方を否定されて大切な友達を否定されて、今までならきっと立ち向かえなかった叶が自分の為に初めて出した勇気と決意を応援したい。その一方で序盤で描かれたコピー機の営業さんとのやり取りも見過ごせない。特撮オタクである自分が恋愛市場に出れるわけがないという自分を卑下しまくった思い込みでまるで相手を見ていないということ。叶が叶らしく特撮オタとして生きることが叶の自信につながらないという矛盾。そしてもう一つ気になるのは吉田さん(倉科カナ)。彼氏には特撮好きを言っていない様子で、それが後ろめたくて叶達には彼氏のこと言えなかったんだろうか。叶の心情と吉田さんのそれはおんなじで、特撮を好きな自分のままで誰かに愛されるわけがないと思いこんでる。次週が最終回、ここにきて“理解されない”という心が重くなるテーマを持ってきてどんな風に物語を結ぶのか、叶がどんな生き方を選ぶのか、期待して待ちたい。