すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

ここ最近観た色々。

また更新が滞ってしまったなあ。

朝ドラ「スカーレット」がもうずーっと面白くて面白くて。中だるみって何?ってくらいに朝ドラ特有のダラダラ期が全然ない。むしろあって欲しいくらいに毎日毎日濃いよたまらんよ切ないよ苦しいよ愛おしいよの連続である。好みは人それぞれだから面白くないって人もそりゃいるでしょうが、個人的には間違いなく朝ドラベストを更新する作品だ。最後まで気を抜けないよう。

その他連ドラはそこそこに、大変そうなムードで始まった大河ドラマ麒麟がくる」が面白い。お馴染みの戦国時代を舞台にしながらも悪者筆頭格の明智光秀が主人公で、脚本が池端俊策で、それを演じるのが長谷川博己で…って、ミルフィーユみたいに期待値が高まっていた中にあの沢尻さん逮捕で始まる前から色んな意味で注目が高まっていたが、いざ始まってみると王道の中に挑戦が見え隠れするしっかりと面白い作品である。この知的で清廉な明智十兵衛がいかにしてあの明智光秀になるのか、年末まで毎回楽しみに観ることが出来そうです。

2月上旬には私の好きな高橋一生主演舞台「天保十二年のシェイクスピア」を観劇いたしました。なんと最前列。しかし最前列が良いとは限らないんだなあと体験して実感いたしました。ただただ高橋一生を間近で観るというだけが目的であれば最高なんだろうけれど。とても面白く音楽も最高でしたが、お金と時間があればもう一度今度は少し離れたところから全体を楽しみたいなあと思う。

そして年に一度の楽しみ、米アカデミー賞もリアルタイムで最初っから最後まで観ましたよ。今年は受賞者のスピーチも面白く、だいたい巷の予想通りの受賞が続く中で最後の方とんでもないサプライズ受賞が続いて大興奮で思い切り楽しんだよ。「パラサイト 半地下の家族」が作品賞を受賞したことで、日本映画界にも良い影響があればと思う。最近の色んな邦画を観て思うことは、とにかくしょぼいと感じてしまうということ。何がしょぼいって映像がしょぼい。しょぼいっていうのは作り手のセンスもさることながらたぶんお金なんだろう。お金がないからロケーションがしょぼくなっちゃうんだろうなって、お金がないから俳優を短期間でしか拘束出来なくて無理なスケジュールで撮影するしかなくてこんなしょぼいクオリティになっちゃうんだろうなって、お金がないからとにかく幅広く集客できるように浅めのストーリーになっちゃうんだろうなって、そんなふうに素人でも思ってしまう現状を今回の米アカデミー賞が少しでも変えてくれたらいいな。

相変わらず「映像研には手を出すな!」も毎週楽しみに観ています。これに加えて「女子高生の無駄づかい」っていうテレ朝金曜23:15のドラマもありまして。おバカな女子高生達の日常生活をただただ観ているだけのドラマなんだけれど面白い。今期はアニメと実写の女子高生達に夢中です。