すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

35歳の少女 8話 感想

遊川和彦は、脚本家というよりもはや哲学者みたいなもんで、私達は遊川和彦の哲学をずーっと見せられているのだなあ。 と感じた8話。 人間というものは、どこまでいっても利己的で、弱く、あさましい生き物だと、何度も何度も執拗に思えるほどに描写を重ねる…

恋する母たち 6話 感想

はい??? の表情がいつも秀逸な木村佳乃です。 6話は個人的注目ナンバーワンな林優子(吉田羊)パートは控えめで、主人公石渡杏(木村佳乃)パートがメインだったわけですが…。 記憶喪失の元夫・慎吾(渋川清彦)が杏のせいで過去を知られて与論島を追い出…

この恋あたためますか 6話 感想

スイーツがおざなりになってもーた。 もう全然スイーツ関係なくなってもーた。 動いてないと落ち込むよって樹木(森七菜)に言われて、浅羽(中村倫也)コンビニでバイトはじめてもうてるし。 「お弁当、あたためますか?」 ってカメラ目線で言うてるし。 ス…

姉ちゃんの恋人 5話 感想

桃子(有村架純)の告白は宙ぶらりんのまま。 楽しかったベーベキューも終わり、真人(林遣都)は「今日のことはずっと忘れないだろうな」とか言って、すでに思い出扱いになっている。 桃子、つらい。 たまらずみゆき(奈緒)に助けを求める。 仕事終わりに…

WOWOW 殺意の道程 3話 感想

1話「打ち合わせ」で的確なアドバイスをしてくれてなおかつ計画名”苺フェア”の名付け親であるこのは(堀田真由)に更なるアドバイスを受けようと一馬(井浦新)と満(バカリズム)はこのはの勤める六本木のキャバクラを訪れる。 キャバクラに向かう車中、実…

35歳の少女 7話 感想

登場人物達がなかなか魅力的になりきらないまま、ストーリーだけがどんどん進んでいってしまうなぁ。 前回は望美(柴咲コウ)と家族の、 今回は結人(坂口健太郎)との決別を描く。 徹底して今の時代を悲観的に描いていて、苦しさばかりが折り重なっていくから …

恋する母たち 5話 感想

優子(吉田羊)を東京に残し息子とともに与論島へ行くことを決意した優子の夫・シゲオ(矢作兼)。 浮気がバレちゃーしょうがない。 何も言えない優子。 そもそも優子は与論島に行く気なんてなかったかもしれないけれど、 それでも自分から申し出るのと、夫…

この恋あたためますか 5話 感想

大きく展開した6話。 序盤の樹木(森七菜)と新谷(仲野太賀)と、北川(石橋静河)と浅羽(中村倫也)のそれぞれのデートのシーンが本当に良いもんだから。 ☝とても楽しそう。 ☝とてもお似合い。2人ともしゅっとして素敵。 いや、もう それぞれが付き合っ…

姉ちゃんの恋人 4話 感想

4話は岡田惠和らしい会話劇がメインの回であった。 桃子(有村架純)と弟達、日南子(小池栄子)と職場の仲間たち、真人(林遣都)と母・貴子(和久井映見)、それぞれにじっくりシーンを割いて、 まるでとりとめもないような。 それでいてとても大切な。 そ…

WOWOW 殺意の道程 2話 感想

父を死に追いやった室岡(鶴見辰吾)に復讐するため完全犯罪を計画する一馬(井浦新)と満(バカリズム)。 打ち合わせが終わり計画名は「苺フェア」に決まった。 今回は買い出し。 実際に殺害に使えそうな物をいくつか購入してどれがいいかシミュレーション…

35歳の少女 6話 感想

誰も悪くないのに、お互いがお互いを理解出来ずに苦しくなってしまう。 人と人との関係の難しさをぎゅっと凝縮したような、とても切なく考えさせられる6話だった。 どんなに短期間で成長しようとも、望美(柴咲コウ)の経験値は10歳までと目覚めてからの何か…

姉ちゃんの恋人 3話 感想

思いのほか控えめな大きさではあったが、無事本物のモミの木のクリスマスツリーは飾られる。素朴で温かいクリスマスツリーだ。 夜通し飾り付けをして、クタクタだが大仕事をやりきった2人の帰り道。 他愛のない会話。 笑顔。 ふいにみつけたファミレスのモー…

恋する母たち 1話〜4話 感想

ハマっております。 1話の最初こそ、往年の不倫ドラマの焼き直しかよなんて冷めた目で観ていたのであるが、なぜか1話の終わりごろには 次週、早よ!! となっておりました。 柴門ふみの原作は未読であるが、きっと原作も面白いに違いない。 そして脚本は大石…

WOWOW 殺意の道程 1話 感想 

面白過ぎる。 思い出しただけで面白くて仕方ない。 まだ1話なのに面白くてたまらない。 誰かに話したい。 このドラマをすれ違う人全員に勧めたい。 しかしWOWOWだ。 巷では誰も観ていない。 もどかしい。 もどかし過ぎる。 父親を自殺に追いやった取引先の悪…

この恋あたためますか 4話 感想

四角な関係が増しに増した4話。 今までで一番恋愛感情にフォーカスしていたな。 それぞれに自分が誰を好きなのかを自覚して、その相手の誰もが自分の方を向いていないっていうね。しんど。 特に一番何考えてるのか分からない人が浅羽(中村倫也)で。 「この…

35歳の少女 1話~5話 感想

最近の遊川作品では一番設定と作家性が合っていると個人的には思っている。 端的に言うと遊川節がバシッとはまっている。 ので、面白いし今までの遊川作品のように観ているとなぜか感じてしまうストレスを感じないので観やすいのだ。 10歳のときに自転車事故…

この恋温めますか 3話 感想

このドラマの何がいいって、決してスイーツをおざなりにしないこと。 舞台設定だけして、あれ?この人達いつ仕事してんの?あれ? っていうドラマがいかに多いことか。 コンビニスイーツ開発に全力を傾ける。 そんな仕事に対する真摯な姿勢を存分に見せて、…

姉ちゃんの恋人 1話2話 感想

「ひよっこ」の岡田惠和×有村架純に、林遣都が加わった「姉ちゃんの恋人」を楽しみに待っていたよ! 事故で亡くなった両親の代わりに3人の弟達を育ててきた肝っ玉母ちゃん系の主人公が有村架純で、有村架純の働くホームセンターの配送部に所属する訳あり青年…

河瀨直美「朝が来る」

直木賞、本屋大賞受賞作家・辻村深月のヒューマンミステリー小説を、「あん」「光」の河瀬直美監督のメガホンで映画化。栗原清和と佐都子の夫婦は一度は子どもを持つことを諦めるが、特別養子縁組により男の子を迎え入れる。朝斗と名付けられた男の子との幸…

この恋あたためますか 1話2話 感想

この4人が良すぎないですか?個人的には最高のキャスティングです。 コロナをあったことにするか、なかったことにするか、 秋に始まったドラマはみなこのとてつもなく難しい選択をしなければならず、 結果として本作はコロナをなかったこととして選択してい…

変更しました。

ブログ名変更しました。 「ビールを飲みながら」っていうブログ名だったんですけど、あんまりビール飲まなくなったので。 今後とも、よろしくお願いします。

アンサング・シンデレラ 2話 感想

あれ。おかしいな。 もう少し面白くなりそうな予感だったのに。 2話は3つくらいエピソードを重ねて、同時進行で見せていくスタイルであったが、重ねる意味がよく分からなかったな。 麻薬取締官が突然調査に来ることになって、そんな日に限って薬品が1つ足り…

MIU404 4話 感想

なんだかちょこまか文句を言ってごめんなさいと思うほど、2話以降どんどん面白くなっていく本作だが、この4話でついに心をぎゅっと掴まれてしまった。 「賭けてみます。 今まで 勝ったことないけど。」 序盤、唐突に発せられたこの青池(美村里江)の台詞が最…

アンサング・シンデレラ 1話 感想

桜が切ない1話。 こんなに綺麗な桜が咲いていたんだなーって、きっと観たたくさんの人が思ったんじゃないかな。 みんなが家にこもっていた時に、本当に刹那に美しく咲いていた桜を思い、ドラマの内容とは別に、なんだか感慨深いものがありました。 内容も面…

MIU404 1話 感想

長い自粛期間を経てやっと始まったMIU404と同時に私の長いサボり期間も終わりを告げ、ブログを書きたい気持ちになりまして。 とは言っても、このドラマが期待通りにハチャメチャ面白かったからブログを書きたくなったわけではなく、むしろ逆。 世間的な評価…

映画みたいな…

映画みたいな展開を日々迎えておりますが、この先一体どうなっていくのでしょうか。映画に限らず物語にはほぼほぼ起承転結があるけれど、今現実で起こっているのが果たして起なのか承なのか転なのか結なのかが分からないことが本当に怖い。私の住む北の大地…

ここ最近観た色々。

また更新が滞ってしまったなあ。 朝ドラ「スカーレット」がもうずーっと面白くて面白くて。中だるみって何?ってくらいに朝ドラ特有のダラダラ期が全然ない。むしろあって欲しいくらいに毎日毎日濃いよたまらんよ切ないよ苦しいよ愛おしいよの連続である。好…

今のところ観た2020年冬ドラマの感想

冒頭に告げておきますと、個人的に今期は朝ドラ「スカーレット」の一人勝ちで民放の連ドラにはテンションの上がる作品がほぼほぼございません。連ドラ好きとしては残念だけれど、次クールに期待。 フジテレビ火21「10の秘密」 主演が向井理でほんのり期待し…

知らなくていいコト 3話 感想

段々と面白いじゃないかー。ただしストーリーというより面白さは主人公真壁ケイト(吉高由里子)を取り巻く男性キャラのバラエティの豊かさにある。今のところいいとこ総取りの尾高(柄本佑)を筆頭に、クズオブクズの元カレ野中(重岡大毅)、コメディ担当の黒川(…

ジョナサン・レビン「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」

2019年 出演:シャーリーズ・セロン、セス・ローゲン 才色兼備の国務長官とうだつのあがらないジャーナリストとの恋愛をシニカルに描いたラブコメディ。(映画.com) 2020年の初めに観た映画はこれ、ロング・ショット。ラブコメっていうかド直球の下ネタ満載だ…