ビールを飲みながら

主に連ドラのこと、あと日々のこと、大好きなビールをお供に。

わたし、定時で帰ります。 10話 最終話 感想

そうかそんな風にオチをつけるのか。意外なようでしっくりきた最終話が見事に突きつけたのは「あなたがいなくても仕事は回る」その一点。自分がいなきゃ仕事が回らないなんて幻想。そんな使命感に燃えるより大切なことが皆さんにもあるんじゃないですか?どうですかね〜?とマイルドに表現したのが本作で、同じことをめちゃくちゃシビアに表現したのが『けもなれ』だ。吉高由里子の良い意味での緩さがドラマ全体の雰囲気をほわっとさせて、『けもなれ』では毎回「もー勘弁してしんどいしんどい」って片目つぶりながら観ていたような部分がすごく優しく伝わったよなあ。ハイボール飲んでうぃーって言ってるだけではない。吉高由里子はとても良い俳優であることを痛感した次第。

そしてそんな風に会社や仕事にとらわれている人達にこういう価値観もあるんだよと提示する一方で“仕事人間”であることも決して否定はしない。色んな働き方があって色んな生き方があることを10話で丁寧に紡いだドラマであったなあ。

恋愛パートでは、まさかと思っていた巧(中丸雄一)との別れ。描写が妙にあっさりな気もするが、巧の心情は何となく伝わった。とにかく巧は結衣のために無理してたってことなんだよな。種田(向井理)とのことで傷付いた結衣をもう絶対に傷付けないと巧なりに必死だったのに、種田との絡みが多過ぎるよ!に尽きるのではないでしょうか。価値観の違いもあるにはあるが、そんなことより結局種田と同じ職場にいる結衣を許せなかったんだよね。次は幸せになってね巧。応援しているよ巧。

ということで、結衣が倒れたことで仕事より大切なものに気付いた種田と巧にすっきりと振られた結衣の半年後、「俺んちくれば?」の破壊力に悶絶しながら結衣の幸せを願う前向きなラストシーンでした。面白かった!