ビールを飲みながら

主に連ドラのこと、あと日々のこと、大好きなビールをお供に。

パーフェクトワールド 10話 最終話 感想

是枝(瀬戸康史)の出番を極力抑えて樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)の2人の場面を大切にしたことで、ベタな展開ながらも感動的になった最終話。こんな風に2人で支え合う姿をもうちょい前から見せて欲しかったなあと思わないでもない。

裏で是枝が采配していたとは後で分かるが、やっと2人で話すことになったつぐみの父(松重豊)と樹のやりとりは、お互いに真摯に思いを伝え合いどちらもつぐみを心から大切にしていることが良く分かるシーンで、つぐみ父が倒れて樹が必死で助けようとするところも含めて、こっからぐっと話に引き込まれていきましたよ。

そしてそのまま絶妙過ぎる介入の仕方で父の闘病を支えるつぐみを支える樹。そんな風に支えられているつぐみの姿を母と父はしっかりと見ているのである。

「わたしは障がいがあるというだけで

君を弱者だと決めつけていた。

弱者は守られる存在で守る存在ではないと決めつけていた。

病院で君たちを見たとき自分の間違いに気づいたんだが

認めるのに時間がかかった。

弱いのはわたしの方だった。」

自分はどうなんだろう、障がい者を弱者と決めつけてはいないだろうかと考えさせられる台詞である。表面的にはどうとでも言えるけれど、果たして自分の子供が車椅子に乗る人を連れてきたとして素直に受け入れることは出来るだろうか、出来る人で在りたいと思ったりしておりました。松重豊の抑揚の効いたお芝居も相まって、樹の涙にはもらい泣きしてしまったな。

あとはただただようやく認めてもらえた2人のハッピーエンドを見届けるだけ。結婚式に是枝と長沢さん(中村ゆり)がちゃんと居なかったことに作り手の誠意を感じました。最初と最後は魅せられたドラマであったなあ。視聴率狙いの目立つ展開ではなく地味でも2人が成長し合い信頼関係を築いていく丁寧な過程を観たかったというのが率直な感想ですが、それでも最終回まで観て良かったなと思うドラマでした!