ビールを飲みながら

主に連ドラのこと、あと日々のこと、大好きなビールをお供に。

凪のお暇 7話 感想

凪(黒木華)が生き生きと動き出せば出すほどに際立つ慎二(高橋一生)のしんどさったらないよ、の7話。最初はただ形だけの人生リセットだったのが、1歩1歩着実に歩みを進めて、ついにウィッシュリストに自分のやりたいことを描けるまでになった凪が自分のことのように嬉しく、坂本さん(市川実日子)と育む友情が眩しく、自分で運転する喜びを知った凪は、車だけじゃなくやっと自分の人生も自分で運転していくんだなあと思って胸が熱くなったりして、これ映画だったら最高のエンディングだなあなんて思ってるんだけれど…。いやいやまだ終われませんよと。男2人の置いてかれっぷりがえげつないですよと。こういう地味に一筋縄でいかないところが面白いなあこのドラマ。

ゴン(中村倫也)はずーっと上の空で、捨てられた子犬みたいな潤んだ目で、もう四六時中凪のことしか考えられないんだろうなあ。なにせ初恋だから、ふいに目があっただけで、少し手が触れただけで、まともに凪の顔が見られなくなって、もう不用意に触れることすら出来ない。そんでもってとにかく凪に何かしてあげたい、凪の役に立ちたいって必死で。え?視聴者殺しにきたんですか?可愛い過ぎかよ!!ただでさえ人たらしなゴンが1人の人を本気で好きになったら、もう無敵ですよ。頑張れゴン。凪に気持ちを伝えて、どうか幸せになって下さい。

そして慎二だよ。裏の主役慎二がこれでもかと主役っぷりを発揮しまして。悲惨過ぎて、可哀想過ぎて、こんなに不器用な人なかなかいな過ぎて、もう直視出来ない。凪の本心を聞いて強がるしかないところも、仕事のピンチに誰もかれもが慎二なら大丈夫でしょって見向きもしないところも、親の体裁のためだけに奔走するところも、ずっとずっとピエロみたいに生きるしかなかった慎二に兄が言う辛辣ででも真実な言葉の数々も、しんどくて直視出来ない。それはもう過呼吸で倒れるしかない。無理だよ、立っているのはもう無理だよ。そうして極限までいってようやく知った凪の苦しみ。だけど同時にさ、自分に優しくしてくれる、愛情を持って接してくれる円(唐竹えりか)の存在にも気付いたと思うんだ。痛みが分かってせっかく自分の近くにいてくれる人を大切にしたいと思う気持ちが芽生えてさ、これからだってときに、なぜか凪。なぜか凪が家に来ちゃう。ぬか床を求めて来ちゃう。それはもう慎二は凪に大切に出来なかったって、好きだったのに大切にできなかったって、言うよ。そりゃ言うよ。残酷だよ。凪にやっと素直になれて良かったよ、それはもちろん良かった。でも残酷だ。もう凪の気持ちは戻らないのに。大切にしたいと思う気持ちは円に向かうはずだったのに。慎二の涙にどうしようもないやり切れない気持ちになる。一体どうなってしまうんだ。

次回はなぜか慎二がゴンの部屋のベランダにいる。慎二もお暇を始めるのか?どんな風に収束するのか全く読めないよー。とにかく次週も待ち遠しいです!