すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

凪のお暇 2話 感想

スナックのママ(武田真治)と杏(中田クルミ)に言わせずとも「小学生かよ!」って観ている誰もがツッコミたくなるやばキャラ慎二を嬉々として演じる高橋一生を愛でる1時間。絶対に嫌だこんな男。凪(黒木華)にも全力で逃げ続けることをおすすめしたいが、それじゃあドラマが進まない。ちなみにわけのわからない距離感のゴン(中村倫也)もいやだし、このドラマは思春期をこじらせたようなこんがらがってる面倒くさい男しか出てこないのか。そしてもちろん主役の凪も面倒くさい。わざわざ野生の竹を持ってきて切ってお手製流しそうめんを一人でやってみたりするくらいに面倒くさい。ちなみに石の力を信じる新キャラ坂本龍子(市川実日子)も面倒くさそうだし、とりあえず1番まともなのはお釣り漁りババアの吉永(三田佳子)だけであとはオール面倒くさいという何とも攻めたドラマである。

それでも竹切って流しそうめんしたり、ビニール袋でサッカーしたり、そんな風に過ごして少しずつ少しずつ自分を充電していく凪が愛おしく、気まずさで逃げようとしたときにゴンがくれたコーヒーが美味し過ぎて、気まずさなんか忘れたら目に入る圧倒的な夏の景色に一緒に見入る。

「私…今まで

何も見てなかったんだな〜って

いつも自分がまわりのテストに受かるか落ちるか

ビクビク気にして

自分のことしか見てなかったんだなって」

ゴンとの出会いで気付いた大切なことを通して、凪は新しい人間関係に踏み出していく。そんな凪に対比するようにいつまでも怯えた小学生のままの慎二がこれでもかと描かれる。

凪のこれから、慎二のこれから、そしてまだ色々と分からないゴンのこれからがどうなっていくのか、来週も楽しみです!