すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

みかづき 3話 感想

本当に不器用過ぎる夫婦だな!!の3話。どっちだって相手のことを家族のことを思っている。未来の子供達のことを考えている。それなのに上手くいかない。本を貸してくれた人を聞かれて本の作者を教えて、次は間違えないと思って本を貸してくれた人を教えたら本の作者を聞かれていた。この1コマに吾郎(高橋一生)と千秋(永作博美)の関係性が的確に表現されているような気がする。

千秋「時代は変わったの。」

吾郎「変わったのは君だ。君は変わってしまった。」

千秋「変わるしかないでしょう?あなたが変わらないんだったら私が変わるしかないじゃない!何が『スホムリンスキーを追いかけて』よ。本当は何を追いかけてんのか。あなたがスホムリンスキーで忙しい時にこっちがどんなに大変か!何も知らないくせに!」

吾郎「何のことだよ。」

どうして何も相談してくれないんだとか、僕だって力になりたいとか、あの女は何?どういう関係?何かあったの?とか、本当に言いたいことや聞きたいことを言えないし聞けないからお互いにこんな言い合いしか出来ない。すれ違うことしか出来ない。分かっちゃいるけど自分じゃもうどうしようもない域までいってしまった2人は頼子(風吹ジュン)との別れを経てついに離れてしまう。吾郎が出ていったその日、別々の場所で2人は同じ月を見上げている。

次週は再生の回になるのだろうか。駆け足で描かれる吾郎と千秋の人生だが、物語からも高橋一生永作博美のお芝居の応酬からも目が離せない。来週も楽しみだ。