すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

メゾン・ド・ポリス 10話 最終話 感想

西島秀俊を偏見の目で見過ぎてしまったために、いつ闇落ちするのか、誰が裏切るのか、なんて余計なことばかりずっと考えてしまいました。西島秀俊さんすみません。そんな殺伐としたドラマじゃなかったよ、とても温かく優しいアットホームな作品でした。

野間(佐野史郎)の策略によりバラバラになってしまったメゾポリメンバーが再結集して知恵を絞って立ち向かうさま、覚悟の上で汚れ仕事を一気に引き受けるジャックバウアーみたいな夏目(西島秀俊)、絶体絶命のピンチに颯爽と現れる草介(竜星涼)、射撃が得意を証明した高平(小日向文世)、リーダーはひより、やっぱり昔来てくれた刑事さんだった伊達(近藤正臣)などなど、最終回らしい観ていて気持ちいいエピソードが満載でした。警察の裏切り者は捻りはなくそのまんま間宮(今井朋彦)だったけど。意外性だとか奇をてらってだとかを狙わず人と人との絆を軸に誠実に作られたドラマだったんだな。真実を明かすためとはいえ罪を犯した夏目もしっかりとひよりに逮捕される(このシーンの西島秀俊の表情が最高)。そうして私情に流されず夏目を逮捕したことで晴れてひよりはおじさま達に認められ、なんと捜査一課へと異動になる。ずっとひよこの象徴だった黄色いコートは春とともにトレンチコートへ。刑期を終えた夏目を迎えたおじさま達が揃ってひよりの元へ向かう良いラスト。捜査一課に配属されたひよりとおじさま達の今後も観てみたいが、ひとまずこれ以上ないくらい面白い最終回で大満足だ。色んな面でライトではあったけれど良いドラマでした。面白かった!!