すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

メゾン・ド・ポリス 5話 感想

前回ラストの夏目(西島秀俊)の意味深な台詞はフィーチャーされないままの5話。ひより(高畑充希)の父親の件が小出し過ぎるー。

とまあ、それは置いておき今回の事件はなかなかにやるせない結末であった。春子さん(島かおり)はあの男に復讐を遂げた後自首をするつもりだったのだろうか、それとも余生を息子同然の3人と暮らすつもりだったのか。自分の意思がどこにあったのかさえも分からなくさせる認知症の怖さ。そして娘と夫が死んでしまった後、自分もずっと死んだように生きていたが復讐相手を近くに置くことで生きる活力になったという春子さんの告白に言い様のない気持ちが募る。彼女が最後に作り置いたカレーライスを前に子供のように泣きじゃくる3人を見つめるひよりの後ろ姿も印象的だ。そしてだからこそ恒例とは言え完落ちパーティーにはほんの少しの違和感がね。初めてのひより主導での事件解決でおめでとうってことなんだろうけれど。ちなみにごくごく個人的な意見としては洗濯室には餃子は持ってきて欲しくない。

物語は折り返し地点。ひよりの父親の事件はラスト2話くらいまでは小出し小出しで引っ張るだろうから、あと2〜3話はわちゃわちゃとしたおじさま達を楽しめるのかな。一見いちばん人畜無害な高平(小日向文世)がそのキャラを貫き通すのかそれともいつか豹変するのか、ちょっと気になっています。来週も楽しみ。