すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

きのう何食べた? 2話 感想

ケンジ(内野聖陽)の嫉妬エピソードの裏でひっそりとでもしっかりと同性愛者の苦悩が描かれる2話。

「もしあのまま仁美とつきあい続けてたら…。俺結婚とかしてたかもしれない。子どもだってできてたかもしれない。でもゲイであることはやめられないから奥さんと子ども裏切って彼氏作ってそれでも家族も捨てられないから結局彼氏のことも傷つける。そういうの続けてたと思う。ゾッとするよ。」

シロさん(西島秀俊)のゾッとするよの言葉の重み。その道を選ばなくて良かったな。ケンジと出会えて良かったな。心から思う。

もひとつ佳代子さん(田中美佐子)一家とシロさんの出会いエピソード。スイカを前に立ちすくむ2人からの、シロさんの即答からの、佳代子さんちでのシロさんの裏目裏目。思わぬ形でカミングアウトすることになったシロさんとあっけらかんと受け入れる佳代子さん一家。実写で観るとよりコミカルで思わず笑ってしまう。演じる俳優さん達の間が上手いんだろうな。

そして私の1番のハイライトは、期せずしてシロさんが佳代子さん一家にゲイを打ち明けたことにふいに気付いたケンジの幸せそうな笑顔だ。こんな表情見たら誰だって幸せな気持ちになってしまうよ。

今回登場した料理は薬味たっぷりそうめんと苺ジャム。ジャムはなかなか作る機会がないが、そうめんは原作を読んだ瞬間から何度も鬼リピートしている。原作を2巻までしか読んでいないのでそろそろ未知の領域だ。簡単で美味しい料理がこの先もたくさん出てくると思うとストーリーともども楽しみで仕方がない。次回も待ち遠しいな。