すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

フルーツ宅配便 6話 感想

今回は箸休め的なほっこりストーリーで初めてお店を辞めるエピソードが描かれた。辞めたのはレモン(北原里英)だ。いつからフルーツ宅配便にいるのかも、どれだけお客をとれていないのかも、なぜカラマーゾフの兄弟の上巻だけを繰り返し読んでいるのかも、何も分からない。分かるのはレモンがとんでもなく人とコミュニケーションをとるのが苦手なこと、いつもチェンジを言い渡されることに深く傷付いていることくらいだ。そんなレモンが出会ったのは自分と同じくらいコミュニケーションが苦手な客の関(黒田大輔)。数分間の会話で通じ合った二人は惹かれ合い指名を重ねる。レモンの恋とそれを応援する咲田(濱田岳)のいくつかのシーンに思わず笑ってしまうが、最大の笑いどころは切羽詰まったレモンと関の2人が指詰めを覚悟してミスジ(松尾スズキ)に店を辞めることを直談判するシーンだ。真剣な2人と対するミスジの間が絶妙過ぎる。あー松尾スズキ良いなあ。舞台観に行ってみたいなあ。この指詰めエピソードは、えみ(仲里依紗)がお店を辞めることの難しさを暗に示しているんだろう。えみは指詰めどころじゃ済まないんだろうな。次週はそのへんのことも明らかになってきそうで、今後の展開から目が離せない。来週が待ち遠しい。