ビールを飲みながら

主に連ドラのこと、あと日々のこと、大好きなビールをお供に。

僕らは奇跡でできている 10話 最終話 感想

宇宙まで行っちゃった最終話。全話通して本当に良いドラマだった。高橋一生最高だったなあ。

樫野木(要潤)の言葉で深く傷付いた一輝(高橋一生)が閉じそうになりながら逃げそうになりながら、祖父の一言をきっかけに森で一人考えて出した答え。長い間ずっと閉じていた心を少しずつ開いたその先の一歩を、一輝が踏み出した瞬間。痛みも辛さも光。長い尺を使って沢山の回想シーンを使って丁寧に一輝の心を描いた。

「ジョージ 今 幸せ?」

そう聞いた一輝に答えるようにジョージが一輝の体によじ登る。そうして静かに一輝は決意する。これからも他人と関わることをやめないと。光を広げていくと。他人とうまく関わることが出来ない人にとって、いつも否定されたり変わっていると言われたり、みんなの言う普通が何かってことが良く分からなかったり、そういう人にとって、そういう自分のままで、他人と関わり続けることがどんなに怖くてどんなに勇気を必要とすることかを優しい目線で丁寧に描いた。そしてそうじゃない人、世間的には常識人と言うような人達だって辛いことや向き合いたくないことがいっぱいあって、そんな人達が関わり合って影響し合って、お互いに作用していくさまを何とも魅力的にみせてくれた本作。とにかく根底に“そのままでいい”がずっと流れていて、鮫島教授(小林薫)の「ただ そのものを生かしきること」の台詞にも表れているように、本質はただ一点それだけなんだと伝えてくれているように感じた。というか今期のドラマのけもなれも中学聖日記もほぼほぼそんなことが強く伝わるドラマで、一周回ってみんなそろそろ人目から解放されて本来の自分で堂々と楽しく生きてこうよ迷惑かけて迷惑かけられて生きていこうよって流れに世の中が向かっていくのかなと個人的には明るく思いました。

一輝や沼袋(児嶋一哉)のコンチューバーを通して自分の好きなものやことの面白さを伝えることの面白さに気付いた新庄(西畑大吾)、宇宙に行くことを鮫島教授の次に育実(榮倉奈々)に伝える一輝、大河原さんという架空の人物を駆使して母親として愛情を注ぎ続けた山田さん(戸田恵子)、そのことにずっと気付いていた一輝、一緒にフィールドワークする一輝と樫野木、他にも最終回は素敵なエピソードがたくさんあったな。

終わってしまって寂しいが、また次の魅力的な高橋一生を見れることを期待していよう。本当に素敵なドラマでした。