すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

2019夏ドラマの感想

今期は完走したドラマが少なかったなあ。最後まで観たとしても何本か抜けてたり。それでも最終回まで観たドラマはどれも楽しませてもらいました。

 

木22フジテレビ「ルパンの娘」

最初から最後まで振り切って走り抜けたドラマ。ミュージカルシーンもいつからか毎回楽しみになり、ついにはマルシアも参加していて笑ったなあ。ストーリーは荒唐無稽ながらもしっかりと世界観を構築していて、最初は違和感があったどんぐりや加藤諒もどんどんこの世界観に欠かせない要員になっていて、隅から隅まで完璧なキャスティングでございました。個人的には渡部篤郎小沢真珠のコンビにかなり楽しませてもらいました。そして類を見ないくらいに個性的なキャラクターに囲まれながらも、毎回このふざけた世界観の中で大真面目にロミオとジュリエットを演り主役として確固たる存在感を示し続けた深キョン瀬戸康史の凄さたるや。深キョンが年齢を重ねてもオファーが途切れない理由も、瀬戸康史が重宝される理由も、分かり過ぎるくらいに分かる。この先もこのお二人はずーっと活躍していくんだろうな。それぞれの次回作も楽しみです。

 

金22TBS「凪のお暇」

今期唯一、1話から最終回まで感想を書いたドラマ。

 

金2315テレ朝「セミオトコ」

ゆるゆるしたストーリーについつい眠気が勝ってしまい最後まで観られない回も多々あれど、最終回とその前はとても良い回だったなと思う。特にセミオ(山田涼介)と小川さん(北村有起哉)が2人で話すシーンが心に残っています。セミオがいなくなっても前向きに生き続けているおかゆさん(木南晴夏)が、6年後セミオと再会するラストは素敵だったなあ。

 

土2330「だから私は推しました」

さすがの森下佳子脚本で、最初から最後まで緻密な展開で毎週釘付けになって観ておりました。アイドルと推しの特殊な関係性を興味深く観ながらも、結局は人と人との普遍的なつながりを描いていたよな。人間は善人でも悪人でもなく、物事には良い面悪い面が同時に存在する。そんな不完全な人間同士が関わり合って互いに影響しあって、“自分”っていうものを見つける物語でした。面白かった!!

 

日21TBS「ノーサイド・ゲーム」

すっごい面白かった!!毎週熱く熱くなりながら観ていた。いつもの池井戸作品より顔芸などをやり過ぎてない感じが良かったのか、個人的にはこの枠の池井戸作品で1番楽しくワクワクしながら観ることが出来ました。後半は毎週テレビ画面に向かって「浜畑ー!!」って泣きながら叫んでいた気がする。ドラマを観ていない人には分からないが、観ている人はきっと分かってくれると思う。とにかく最初から最後までこのドラマは浜畑でございました。

 

日2230日テレ「あなたの番です反撃編」

反撃編に入ってほとんど観ていなかったのだが、後半回で何気なく観たら続きが気になって最終回まで観てしまった。もう謎が謎を呼びたいだけのてんやわんやな展開に辟易としつつも、ただただ犯人は誰だろうとまんまと作り手の策略にはまり観続けていたわけです。そんでもって最終回はあまりにもツイッターの考察通りで意外性だけが魅力の本作に意外性が何もないというまさかの展開に1番驚愕するというね。

 

まだ録画未視聴組のドラマも何本かあるんだけれど、いつ観られるか分からないのでとりあえずの最後まで観た夏ドラマの感想でした。今期はずっしり重くならずにサラッと観られる作品が多かった印象です。秋ドラマはどんなラインナップかな。