2010年代の夏ドラマのおすすめ②
2015年夏のおすすめ
「民王」
テレ朝金2315
脚本 西荻弓絵
ドラマでは使い古された“入れ替わり”物だが、脇役や端役にいたるまで絶妙なキャスティングで、総理大臣とさえない息子が入れ替わるという設定も面白く毎週楽しみに観ていた。ただ演出があまり好みではなく、そのせいでストーリーは面白いのになんとなく不完全燃焼という感じが最後まで拭えなかったなあ。木村ひさしの演出が好きな人には抜群に面白いドラマだったろうな。
2016年夏のおすすめ
なし。
2017年夏のおすすめ
フジテレビ火21
脚本 徳永友一
主演 窪田正孝
視聴率も振るわず、内容も賛否両論でしたが個人的にはとても面白かったドラマ。平凡な高校生達が軽い気持ちで起こしたある出来事で何人もの命を奪ってしまい、そこから始まる逃亡劇と群像劇。最終回の窪田正孝の凄みに心がもっていかれました。このドラマの永野芽郁とても好きだったなあ。
「ハロー張りネズミ」
TBS金22
脚本 大根仁他
主演 瑛太
回によって面白さにバラつきがありまくる基本1話完結の探偵物。正直、面白い回の方が少なかったけれど蒼井優が霊媒師で出ていた4話5話と森田剛と國村隼のロードムービーな8話が良すぎて記憶に残るドラマになりました。役作りかそうじゃないのかふっくらした瑛太を観ることが出来ます。
2018年夏のおすすめ
「健康で文化的な最低限度の生活」
フジテレビ火21
脚本 矢島弘一、岸本鮎佳
主演 吉岡里帆
とにかく地味な内容だったので、これは視聴率は厳しいだろうなあと思いながら観ていましたが、個人的にはすごく心に響くドラマでした。タイトル通り、生活保護という題材を通して健康で文化的な最低限度の生活って何かってことと、それを守るために奮闘するケースワーカー達を描いた物語です。
TBS火22
脚本 森下佳子
主演 綾瀬はるか
血の繋がらない人達による熱い熱い家族の物語。これぞザ・ホームドラマ。綾瀬はるか演じる亜希子さん、その夫となる竹野内豊、前半は謎の青年な佐藤健、竹野内豊の娘の上白石萌歌(横溝菜帆)、その幼馴染の井之脇海。このそれぞれの登場人物がそれぞれに本当に愛おしい存在となる愛に溢れるドラマです。
「dele」
テレ朝金2315
スタイリッシュさと泥臭さを併せ持つ不思議な世界観のドラマ。とにかく山田孝之と菅田将暉のバディが絶品ということに尽きます。
次回は2010年代夏おすすめNHK編で。