ビールを飲みながら

主に連ドラのこと、あと日々のこと、ビール片手に。

獣になれない私たち 6話 感想

距離が近付いたと思ったらそうでもない。何か変わるかもと期待したらほとんど変わらない。物語の展開が牛歩並みの速度で、それも行ったり来たり。誰の目線に立ってもしんどい。報われない。みんなおバカさんで等しく悲しい。ある意味とてもリアルだ。そうそう人はそんなに簡単には変われないんだよ、そんな風に思いながらもやっぱりどっか期待してしまう。どっかで壁を突き破ってくれる瞬間があるはずだ、観てきて良かった、そう思える瞬間があるはず…。と思いながらずっと観ている今作。面白くないわけではない。いやむしろ面白い。ただ本当に毎回しんどい。映画なら2時間で終わる。どんなにしんどい展開が続いてもそのまま終わる映画は稀有で、2時間後には「ああ観て良かったないい映画だったな」と思えるのである。連ドラでここまでずっとしんどいのは本当に辛いのである。

前振りが長いが、そういうわけで6話だ。

ややマイルドに、そしてコミカル要素を増やしつつ、しかし〈子宮全摘〉という女性にとってはしんどみ150パーセントくらいのエピソードをさらりとぶっこんでくる。しかも唯一と言ってもいいくらいの獣枠である呉羽(菊地凛子)に対してである。もうこうなったら救いは松任谷(伊藤沙莉)くらいしかいない。

晶(新垣結衣)と恒星(松田龍平)は言いたいことを言いあえる関係に進展したらしい。晶はまだまだ京谷(田中圭)が好きだし恒星は自覚がないだけで呉羽がまだ大好きらしい。そうかーそうかそうか、ふーん…。なんなら京谷エンドとか呉羽エンドとかあったりするのか?そうかー。いやさすがにそれはないでしょ。いやでもこんなに長く堂々めぐり観せられていたらいっそもうそのままでいいよね。それで橘カイジはいつ出てくるんだ。引っ張り過ぎにも程がないか。これは出てこないパターンか。京谷は無自覚ゲスがすごすぎないか。晶がちょっと本音を晒すと「今の晶可愛くない」とばっさり切る。晶が4年付き合っても京谷に何も言えない理由だろう。自分のイメージから少しでもかけ離れた相手を受容出来ない。ゲスい。善人の皮を被ったゲスは本当にしんどい。理由は違えど呉羽も同じだった。子宮全摘を恒星には言えなかった。大事なことを言えない関係なんて寂しいと呉羽は言う。それを聞いた晶はどう思ったんだろう。ここから変わるのか、そう期待してきっと来週も晶は変わらないのだろう。獣になれないさまをとことん観続けていきますよ!!