すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

僕らは奇跡でできている 5話 感想

「 一輝の中にあった小さな光は十分大きく広がった。もっと広がったらどうなる?」

「光の中に他の人が入る。」

「ああ。それもまたいいんじゃないかな?」

「考えとく。」

リスの橋と並行して一輝の心の変化が丁寧に描かれる。自分の好きを伝え続けることで徐々に相手の反応が変化していく。虹一との関わりや、講義を聞く学生達の表情や態度の変化から、一輝は少しずつ気付いていく。小さな頃、一生懸命に自分だけでも自分を受け入れようとして、やっと受け入れて、そうして世界を閉じて自分と楽しく生きることを選んだ一輝。そんな一輝が少しずつ世界を開く。沢山試した橋からヤシマットの橋が一番リスが通っていたことが分かり本格的に道を跨ぐ橋を架ける段階だ。協力したい人は沢山いたが、実際に協力することになったのは育実(榮倉奈々)だ。なかなか上手く架けられない。

「愛されたい。」

ようやっと本当の願いに気付いた育実と一緒に一輝がどんな橋を架けるのか。自分が何をしたいか全然分からない新庄(西畑大吾)も他のコロニー出身のアリが受け入れられようとしていてアリから目が離せない沼袋(児嶋一哉)も何らかの事情で離婚した樫野木(要潤)も、大きな出来事は起こらないけれど見所がいっぱいだ。来週も楽しみ。