すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

健康で文化的な最低限度の生活 9話

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最終回に向けてどーんと一際重苦しいのがきたな。

観ていて苦しくてたまらなくなる。

「私は、産まないという選択肢もあると思います。産んだら終わりではないですから。生まれたあとには暮らしが待っています。その子の人生が待っています。親はその責任を背負って生きていかなくてはならないんです。 」

半田(井浦新)のこの言葉が、子ども時代様々な事情で安心安全では過ごすことの出来なかった人達の現実を表している。

貧困の連鎖、愛情不足の連鎖、虐待の連鎖。あらゆる負の連鎖を断ち切ることの難しさを半田は知っている。

はるかの母親(松本まりか)も、その負の連鎖の真っ只中にいる人物ではなかろうか。そうしてそれが今まさにはるかへと引き継がれようとしている。

阿久沢(遠藤憲一)の娘(阿部純子)もまた、小さい頃から母と2人阿久沢の借金に苦しめられてきた。そう簡単に許されはしない。阿久沢は娘の妊娠と入院をきっかけに娘の真意を知る。娘は今も苦しんでいる。

阿久沢は娘とどう向き合うことが出来るのか、はるかが母親から引き継がんとする負の連鎖をえみる(吉岡里帆)達は断ち切ることが出来るのか、来週の展開を待ちたい。