健康で文化的な最低限度の生活 3話
田中圭、安定の萌え。
しかし筋にはあまり関係がない。
不正受給家族に決着がついた3話。
息子が申告せずに稼いだバイト代60万円を返還しなければいけない事実は覆らない。
半ば自暴自棄になり全てを諦めさせようとする母と、全てを諦めようとする息子。
半田(井浦新)の助言により、まずは話を聞いてくれる関係の土壌作りをしようと義経えみる(吉岡里帆)が奔走する。
努力の甲斐があって不正受給の母と息子は役所に話を聞きにきてくれる。
そして、親子に説明するシーン。
全くエンタメ感なく、ただ誠実に説明をする義経えみると半田。
なぜ支払わなければいけないのか、制度とはいえ親子に負担を強いることをどう思っているのか、しかしまた息子を応援する制度も沢山あるということとか…。
リアルに息子の夢を後押しする。
なんというか、わざとらしくなく、ドラマっぽくもなく。
親子は少し気持ちを前に向けて役所を後にする。
盛り上がりにもいまいち欠けるし配役も派手ではないし話自体も地味といえば地味で、でもそこをへんな演出や台詞で盛り上げないところに魅力がある作品なんだなと改めて思う。
あとは阿久沢(遠藤憲一)の存在感も抜群。
阿久沢の人生の行く末も見届けたい。
そして田中圭の出番なにとぞ〜。