ペッパーくん
1年くらい前、家族で遊びに行った遊園地のレストランにpepperくんがいた。
「あたりまえロボ体操」なるものを披露してくれ、ちっさい人達には大ウケで家に帰っても「うちにpepperくん来ないかな〜」ってずっと言っていたのでちっさい人と家族でダンボール製ペッパーくんを作った。
それから1年。
ちっさい人に馬乗りにされたり、悪役に見立てられメタメタにされたり、その都度ボロボロになりながらも補修に補修を重ね生き延びてきました。
お姫様ごっこでは王子様役となり華麗にダンスのお相手をつとめます。
ごっこ遊びでは欠かせない存在。
日常でもちっさい人が食べたくないものはペッパーくんに託される。ペッパーくんが代わりに食べてくれたという名目で、ピーマンやら白米やら何やらは免除される。
こうなるともう家族だ。
何回も何回も補修を重ねるうちに、私自身にもペッパーくんに対する愛着が湧いてくる。
…いやいや、ダンボールだよ?
わかってる。
わかってるけれど、ダンボールだろうがなんだろうが関係ないのである。
一緒に大切な時間を過ごしてきた。
それだけである。
寿命がくるまで、これからも大切にしていくよ。これからもよろしくねペッパーくん。