すききらい

主に連ドラたまに映画の感想(好き嫌い)を語るブログ。

きのう何食べた? 1話 感想

西島秀俊内野聖陽が仲良くアイスクリームを食べているだけでなぜこんなに幸せな気持ちになるんだろうな1話。

シロさん(西島秀俊)もケンジ(内野聖陽)も原作から抜け出してきたみたいだったなあ。シロさんの作る料理の数々の再現度も凄い。実写で見るとどれもこれもより美味しそうだ。スキンシップや言葉ではなくひたすらに食事を通して愛情を伝え合う様子を1話から丁寧に描いていて、これからもとても楽しみになりました。シロさんとケンジのふとした表情のひとつひとつに切なくなったり嬉しくなったりしていたら、あっという間に終わってしまった。来週がもう待ち遠しいな。

映画を観る時間

私は今映画にハマっている。とにかく何でもいいから映画を観たい、色々な年代の色々な国の色々なジャンルの映画を片っ端から観たいんだー!!…って情熱とは裏腹にね。なんだろ、季節の変わり目だからかな。…眠い。常に眠い。ご飯作ってても眠い。ずーっと眠い。それでも止まらない欠伸に気付かないふりをして子供が寝た後にウキウキと今日は何を観ようかな〜と映画を選んで鑑賞してみるわけです。こんなに求めているのに、至福の時間のはずなのに、開始30分でうつらうつらしてる自分に愕然となるよ。いや正直愕然としているヒマもないくらい眠いよ。それでも頑張ってみるけれど、すぐに限界をむかえて終了。おねんね。

映画ってひとつながりだよね。最初から最後まで続けて観ることで完成する芸術みたいなところあるじゃないですか。例えば最初の1時間たまらなく退屈だったとしても、それが後半になって意味を持つとか、映画の時間の流れには作り手の意思や意図が必ずあるわけで、もう「眠くなったから続きは明日」じゃ映画は堪能出来ないじゃないですか。大袈裟に言うと面白さ半減しちゃうじゃないですか。

それなのに、それなのに…。毎夜毎夜私はどうしてこんなにも眠くなっちまうんだバカヤロウ。せっかく連ドラと連ドラの狭間で映画三昧出来るのによう。心と体がうらはら過ぎるよ。また眠くなったらと躊躇して、さして興味のないバラエティをぼーっと眺めています。…なぜだろうぼーっと眺めてたら全然眠くならねえな。なんなんだよ自分コノヤロウ。

冬ドラマ終わり、春ドラマ。

冬ドラマも終わっちゃいました。唐突ですが、何年経っても心に残っているドラマって何本くらいありますか?あれ面白かったなあって記憶に残ってるドラマはけっこうあるんだけれど、心に残ってるのは私は数本しかないんですよね。最近でいうと2010年坂元裕二「mother」と2016年三谷幸喜の「真田丸」です。「mother」に関してはリアルタイムでは視聴していなくて、何年後かにレンタルして観たような気がする。その後もレンタルして何度も何度も観返しています。「真田丸」はそれまで大河を観る習慣はなかったけれど、三谷幸喜脚本ということで録画だけはしていたんですよね。それである日思い立って1話目を観たらもう本当に面白くて20話くらいたまっていた録画を徹夜で一気に2日くらいで観て、その後は毎週毎週「真田丸」のことしか考えられないくらいに日曜日が待ち遠しくて仕方なかったのです。

またそんな作品に出会いたいな〜と連ドラを観続けて、去年からはブログで感想を書き始めて、感想を書くとドラマを観るときにより沢山の情報を画面から吸収しようとするから、もっとドラマを観るのが楽しくもなったりしてね。ブログ始めて良かったなあとしみじみ思ったりします。

しかしね、なかなか私の心の琴線にふれる作品は出てこない。心から面白いと思う作品はいっぱいあるんだけれど、心に残り続けるっていうのはなかなかないもんだね。でもだからこそ、これからもそんな作品に出会うことを楽しみに連ドラを観続けていくのである。

前置きながっ。

冬ドラマ終わって、春ドラマ。地元は毎日雪降ってるけど春ドラマ。今クールは最初から観ないって決めちゃうのは少なめで、だいたい初回は観る予定だ。期待してるのは

月21「ラジエーションハウス」主演 窪田正孝

火21「パーフェクトワールド」主演 松坂桃李

金22「ミストレス」主演 長谷川京子

金24:12「きのう何食べた?」主演 西島秀俊 内野聖陽

土22「俺のスカート、どこ行った?」主演 古田新太

土23:15「東京独身男子」主演 高橋一生

土23:30「腐女子、うっかりゲイに告る。」主演 金子大地

日21「集団左遷!!」主演 福山雅治

です。多いな。

高橋一生好きとしては「東京独身男子」がちゃんと面白かったらいいな〜と思っています。題材が不安なだけに。あとは感想は書いていなかったけれど、冬クールの「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」がすごく面白かったので、同じ脚本家の「俺のスカート、どこ行った?」も楽しみです。どハマりする作品があることを期待して放送開始を楽しみに待っています。

 

フルーツ宅配便 12話 最終話 感想

いつも放送時間まで起きていられなくて録画視聴が主だったけれど、最終回はリアルタイムで観るぞ!と意気込みソファーで待機すること数時間。気付いたら寝てるよ案の定。ハッと目覚めた時間はAM1:00過ぎ…終わってるじゃないの。もう終わっちゃってるじゃないの。まあいーや仕方ない今から録画観よっていそいそとテレビ付けて録画リスト探したらさ…あれ?…ない?…何回探してもないよね?…毎回欠かさず録画してたはずなのに…。やってもーた。録画し忘れた…。チーン…。

ひと昔前ならもう本当におしまいジエンドだったけれども便利な世の中になりまして。見逃し配信で翌日無事に視聴いたしました。スマホの5インチ画面で展開した何ともエモーショナルな最終回。咲田(濱田岳)のうさんくさい元上司、小田ちん(前野朋哉)の性癖、突然の警察のガサ入れ、ミスジのロッカーにある怪しいもの、えみ(仲里依紗)が咲田に送ったメール、本当にあった島流し、上野さん、捕われた咲田とえみ…。シリアスの中に笑いどころもてんこ盛りであっという間の40分だ。

絶体絶命のえみを物理的に救ったのはミスジ(松尾スズキ)とマサカネ(荒川良々)だが、心を救ったのは咲田だ。えみはこれからも生きていく。咲田と一緒に生きる未来を一瞬だけ夢見て、きっとその夢を見ることが出来た一瞬があるから、それが支えになるから、逃がれられない母親とともに生きていく決意をしたんだろうな。そして咲田もえみの言葉に救われる。やりたくてやってるわけじゃないデリヘルの店長からやりたくてやってるデリヘルの店長へ…。

ずっと観ていたかったドラマが終わってしまったなあ。面白かった!!もっかい見直したいと思ってもなぜか最終回だけ録画リストにないっていうね、切ない感じのことやらかしちゃったけど。円盤買っちゃおうかな…。

テレ東のドラマ24枠、次はよしながふみ原作の『きのう何食べた?』。シロさんが西島秀俊でケンジが内野聖陽なんて最高過ぎる。このドラマの期間内だけはご飯を作るモチベーションが上がりそうです。面白いドラマの次も面白そうなんて、なんて贅沢だ。放送開始が楽しみです。

フルーツ宅配便 11話 感想

ここにきて1番のコミカル回だ。もうこれで最終回でいいと思うほどに楽しそうで幸せそうなフルーツ宅配便のメンバーとえみ(仲里依紗)がいる。10話かけて紡いだ咲田(濱田岳)の思いの変化(どんな職業だって人の役にたっている、誰かを救っている)がえみを救う幸せな展開を思う存分満喫させてもらって、おそらく物語のセオリー的にはここが幸せの最大値なんだろう。出来れば最大値を上書きするような最終話を観たいけれど、フルーツ宅配便がバラバラになりそうな咲田とえみがとんでもない目に合うような、不安がいっぱいの予告だったよう…。

それにしても今回もミスジ(松尾スズキ)が楽しかったな。間なのか台詞の言い方なのか表情なのかその全部なのか、なんでだかたまらなく面白い。あと1話でもうミスジが観られなくなってしまうのがとんでもなくさみしい。加えてマサカネ(荒川良々)や咲田やみず子(原扶貴子)とのパーティー感も最高だった。ちょっと忘れかけてたけど小田(前野朋哉)が偽名で電話かけてきたのも笑えたな。あー終わっちゃうのさみし。でも最終話楽しみ。

グッドワイフ 10話 最終話 感想

最後の最後までめっちゃくちゃ面白かったなあ。こんなに面白いのになぜさほど話題にもならず視聴率も良くならなかったのだろう。不思議過ぎる。

物語は最終話にしてもなお二転三転で全く目が離せない。執拗に多田(小泉孝太郎)を追い詰める壮一郎(唐沢寿明)に対してこの嫉妬の鬼が〜!と毒付いていると多田も多田で金渡してんじゃん黒なのかよ!ってなるし、朝飛(北村匠海)の敵側証言も円香(水原希子)の写真渡しも何らかの事情があるんだろうな〜とは思いつつもモヤモヤモヤモヤだよ。もう誰も信じない!ってやさぐれる寸前だよ。そしたらそっからの展開の熱さったら何なの。多田は朝飛の真意ちゃんと分かってるし、杏子(常盤貴子)も円香の本当の狙いに気付いてるし、杏子は多田を信頼してその証拠もしっかり掴む。何このチームワークったら。泣いちゃうけど。特に杏子と円香のシーンなんて泣いちゃうけど。もうそこまでで最高の最終回だなって思ってたら壮一郎〜!!あれですか直虎の政次ですか、敵を欺くにはまず味方からってやつですか。検事としては有能だろうが夫としては不器用過ぎますから!もうそりゃ離婚にもなっちゃいます。誰でも良い妻辞めたくなっちゃいます。でも良かったよ離婚後みんな生き生きしてるよ。だからって多田とどうこうってのはないよってしっかり見せつつね、もう本当に最高なのはラストシーンだ。杏子と朝飛が裁判でバチバチにやり合うシーンで、朝飛の隣にいるのは神山父(橋爪功)。なんだよその胸熱な再就職先〜でおしまい。あー本当に面白かった!!続編早よお願いします。最後に小物中の小物な脇坂を嬉々として演じていた吉田鋼太郎最高ってことも付け加えておきます。

 

フルーツ宅配便 10話 感想

白石和彌演出回。なんとも濃く考えさせられる10話だった。

「バカ野郎!それメチャクチャ ロックじゃねえか!アナーキーだよ お前!」 

「えみにどんな過去があろうが何の仕事してようが 俺たち友達だろ。」 

 ど変態で地雷客の地味山で、医者の同級生をダシに合コンを開くゲスい小田(前野朋哉)はフラットで優しい目線を持ち、

「いや〜 そう簡単に人は救えないよ 。」

「かっこよくて心打たれました。 ママさんみたいな人が本当に立派な人なんだと思います。」 

 咲田(濱田岳)と小田の同級生で医者として発展途上国で活動している井上(中島歩)は人が人を救うことの難しさをきっと肌でたくさん感じてきて、スナックのママでフルーツ宅配便でも働くグァバ(松岡依都美)の客への対応を見てグァバを心から尊敬する。

今まで出会ったフルーツ宅配便で働く女の子達、ミスジ(松尾スズキ)達、えみ(仲里依紗)との関わりの中で少しずつ蓄積されてきた咲田の思いの変化が、小田や井上、グァバとの関わりでパーンと弾けて解放された上でのえみへの「うちの店に来ないか」にグッときましたよ。その前のえみが店に現れた時点でもグッときてたけど。

早く次が観たいけれど、終わってしまうのが嫌で録画を観るのを躊躇してしまう自分がいるよ。しかし11話の録画を観る。そしてまたすぐ感想を書く。